2021
12.19

バイク男二人旅~11県目はイサーンの最奥地☆ブンカーン編

国際ニュースまとめ

バイク男二人旅~11県目はイサーンの最奥地☆ブンカーン編

タイ全国一周、と言っても一気に周るのではなく、1ヶ月に1県を余すところなく周るという企画で、相棒は4歳の長男と愛車CB1100であります。


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先月より再開となったタイ全国一周第11県目は、イサーンでも一番の奥地となるブンカーン県!に行って参りました。タイでは77番目に誕生した最も新しい県で、2011年にお隣のノーンカーイ県より分割された県です。ブンカーンまではバンコクから北東に760km、Googleマップでは13時間強と表示されるところ、今回は夕方5時にバンコクを出発して翌朝8時に到着したので、ちょうど15時間の旅路でした。

何故夕方に出発したかというと、夜通し走れば翌朝に着き、仮眠さえすれば残りの半日は周れるというプラン。翌日、自分はプラン通りになるんですが、息子はというと……

15時間の道のりを経てブンカーンに到着!

到着時に元気。何故なら夜通し寝ていたから。この到着後、自分が仮眠している間、彼はずっと外で遊んでいました。しかしまあ、それだけ寝れるということは、CB1100がどれだけ優れたマシンかってことであり、改めて感心させられます。こちらのCB、まだ4万kmしか走っていませんが、毎回、その快適さを感じられずにはいられません。

 

ブンカーン県内周遊

それでは、ここからはブンカーン県内を流していきます。仮眠後、出発したのは午後2時くらいだったかと思います。出発後、5分もしないうちに息子は入れ替わるように走行中睡眠してましたね。

まずは旅の安全を祈願しに!

いの一番に向かったのはワット・プートーク。「ワット」は寺院ですね。以前は森林に覆われて静かな環境であったことから、ある僧侶がこの地を瞑想の場として建立したのだそうです。なんと、山全体がお寺。そして、

すごく良い瞑想ができそうな

この絶景。なかなか足がすくみそうな道のりなんだが、彼は全く物怖じせず。前からうすうす気づいてはいたが、高所は平気らしい。ところでこの山寺は7つの階層に分かれており、最上階の7階はほぼ手つかずの山道。

夕日が沈む絶好のタイミング

その山道では多少迷いながらもなんとか最上階で夕日を眺めて、この日はおとなしくホテルへ戻ることに。もちろん、旅の安全祈願はきちんとやって参りました。

くじら以外の何ものでもない

翌朝はブンカーンと言えば!で人気のプー・シン・ヒン・サーム・ワン(3頭のクジラ岩)へ向けて出発。どう見てもくじらにしか見えないその大自然から生まれた砂岩の山です。

この写真のどこかにいます

現地に到着すると、なるほどくじらの頭に乗っているような感覚です。写真で見ると危なっかしくも思いますが、現場は思いのほか広く、また「このラインは越えないで」といったテープが貼られているので高所で怖い、という感じはしなかったですね。

現地の人に連れて行ってもらうローカルのイサーン料理

ところで前日、自分が仮眠している間に息子がホテルスタッフの子どもと仲良く遊んでいたんですが、その流れでクジラ岩に連れて行ってもらい、また美味しいイサーン料理店も案内してくれました。コープ・クン・クラップ。

ブンカーンはゴム樹林の景観

さてブンカーンでの走りはと言いますと、まずはこのゴム樹林が挙げられるでしょう。特に冒頭のワット・プートークやクジラ岩の周りにはゴム樹林が広がり、その道のりはゴム樹林の間をすり抜けていくようで爽快です。

大自然に広がる湿地帯

またライダーを悩ます道路の凸凹は多少あるので、注意が必要です。凸凹と言えば、ブンカーンに来るまでのイサーン路は、チェンライ路と比べると凸凹は多い印象です。ちなみにタイの道路では、追越車線の方が凸凹はないというのが自説です。

ブンカーンのトゥクトゥク

地方のトゥクトゥクって、バイクのタンク積んでいて独特なんですよね。現地の人との交流も兼ねて、乗せてもらいました。コープ・クン・クラップ。

メコン川。川向こうはラオス

このバイク二人旅をしていると、声をかけられる事も珍しくありません。以下、タイ人からのリアクション(回数)・ベスト3です。まずは走行中、子どもを乗せているからなのか、ライダーが追い抜き時に親指を立てて「いいね!」としてくれる事がある。第二位は、バイクの排気量を聞いて来るパターンで、これはガソスタで多い。そして第一位が、息子が声かけられる、ですね。もともとタイの人たちは子どもに寛容で和気あいあいとなりがちな上に、外見が日本人でタイ語を喋るので余計ウケがいいようです。ちなみに上の写真は日本語で声かけられてました。

メコン川のへそでの黄昏v

ブンカーンのもう一つのホットスポットは「メコン川のへそ」でしょう。川の一番深いところがここに当たるようで、この地で年一で見られる不思議な現象や仏教関連の言い伝えもあり、またこれに関するお祭りがノーンカーイで行われているので、それは他日、ノーンカーイ県を訪れる際に行ってみたいと思います。

ブンカーンのローカルなお祭り

以上、ブンカーン周遊でしたが、どうしたって三つのパワースポット(瞑想山寺、クジラ岩、へそ)が強烈な印象を受ける旅でした。特に瞑想山寺(ワット・プートーク)はこれまでのタイ寺院の中では一番に感動させられたのかもしれません。
というわけで、ブンカーン県もめっちゃ楽しい旅でありました!

※オレンジ=バンコク
※青色=今回訪れた県
※緑色=今までに訪れた県
※白色=まだ訪れてない県
※赤色=日本国外務省より渡航中止勧告

◆今回訪れた県:  ブンカーン
◆残りの県数:  62県(深南部3県は除く)
◆今回の走行距離:  1,874km
◆今までの累計距離:  9,997km

カリベトシオ(カーリー)
常識なんてクソ喰らえ!曲がったことは大きらい!議論は無用御免、男は黙って背中で語る!バンコク在住のNPO法人日本PR理事長、個人投資家、KARIBE (THAILAND) CO.,LTD.顧問、タイ龍馬会 会長。おもしろくいきましょう、おもしろく。粋華志義ブログ
suikasigi.com

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