2025
06.23

石丸伸二氏、都議選「厳しい情勢」問われる⇨「それ以外の感想って生まれるもんなんですか」。選挙結果は

国際ニュースまとめ

「再生の道」の石丸伸二代表「再生の道」の石丸伸二代表

【あわせて読みたい】2万円いつ給付?「子ども」は何歳以下?現金給付巡る石破首相、「自治体に労力かかる」の声も

広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏が立ち上げた地域政党「再生の道」。6月22日投開票の東京都議選では、計42人を擁立したが、全員が落選した。

石丸氏は22日夜、同党の議席の獲得が厳しい情勢が一部報道で伝えられる中、記者会見を開催。同党がYouTubeチャンネルで公開した会見の映像から振り返る。

「これまでにない動きが生じた」

石丸氏は会見で、公認候補を公募した際、1128人の応募があったことに触れ、「その時点で(自身が出馬した昨年の都議選で得た知名度などを)しっかり使えたなと自分では評価した」と語った。

その上で、「今回は42人(の候補者)がそれぞれの選挙区で活動すると。42人は私が自信を持ってお勧めしたが、その能力をいかんなく発揮されてきたので、これまでにない動きが生じた」と振り返った。

「再生の道」の今後の可能性については、「1月の記者会見の時点ではっきり説明した。目的は広く国民の政治参加を促す。目標は都議選に候補者を擁立すると言っていた」と語り、次のように述べた。

「きちんと手が届く範囲で目標・目的を定め、それを確実に実施、実行してきている。その意味で、すでに再生の道としての機能は確認ができた」

夏の参院選に向けては、「都議選を参院選の前哨戦としては捉えていない。どちらも本戦」とし、「国政、地方政治、上下優劣は全くないという認識を持っている。それぞれが独立しているが、再生の道としては、そこに通底するものがある」と話した。

通底するものとは、議員としてちゃんと仕事ができる人を議会に送り込むという意味で、「参院選に向けて擁立ができているので、あとは本番を待つのみ」と語った。

また、参院選に関しては「教育への投資」を優先することを軸にしているため、都議選とは訴える内容は変わってくるとした。

石丸石丸

厳しい情勢⇨「そうなんですね」

このほか、他の政党も含めた都議選の振り返りで、各党が物価高対策を訴えていたと問われた石丸氏は、「都議選においては物価高対策がなんと的を外しているなと遠くから眺めていた。東京都としてできる物価高対策はかなり限られる」と見解を語った。

その上で、「インフレに対して減税でいちいち対応しようというのはかなり危ういというか、そういうことを考えるんですね、と、私としては非常に強い違和感を覚えて聞いている次第」と述べた。

「候補者の当選が厳しい情勢だ」という記者の質問に対しては、何度もやりとりする場面があった。

石丸氏は「そうなんですね、という感想です」と簡潔に回答し、記者が具体的な回答を求めると、「都民の意識が可視化されるのが選挙なので、そうなんだ、というふうに私も初めて知った。やってみないとわからないからやる。知ることに特に感想がついて回るとは思わない」と返した。

記者がさらに「擁立した立場としては」と聞くと、石丸氏は「当然だが、全員の当選を願っているし、それを目指した。通れば嬉しいし、通らなかったら悲しい。それ以外の感想って生まれるもんなんですか?」と返答。

その上で、「それはあくまで候補者側の目線でしかない。今のはそう聞かれたので返したまで。党の代表としては、はなからそういうものではないと去年の都知事選から言っている」と語った。

記者が「もう少しわかりやすい言葉で説明してほしい」と食い下がると、石丸氏は「そんなところに党の代表としてこだわっていない。1月の記者会見で目標は候補者を都議選で擁立するとしっかり書いてある。その観点で言えばしっかり叶えている」と述べた。

【動画】石丸伸二氏の会見映像がこれだ

石丸氏自身の今後の出馬に関しては、「全ての選択肢はテーブルに載っている」と述べ、「せっかくなので言及すると、3年後の都知事選もその対象ではある。3年後の参院選だろうと、衆院選だろうと、もちろん可能性はある。政治家をいつ引退するかは決めていないので、考えながらその都度、適宜適切に判断する」と話した。

…クリックして全文を読む

Source: HuffPost