05.16
タイ文化省、プラナコーンキリ国立歴史公園(カオワン)を世界遺産に提案へ
タイ文化省は、ペッチャブリーにあるプラナコーンキリ国立歴史公園(通称カオワン)をユネスコの世界遺産として認定されるよう取り組んでいます。タイ文化省スダーワン・ワンスパキットコーソン大臣は、閣議でこの165年の歴史を持つ遺跡をユネスコの暫定リストに含めるために美術局が実現可能性調査を行っていることを発表しました。2024年5月15日にタイ国営メディアNNTが伝えています。
タイ国政府観光庁は、プラナコーンキリ国立歴史公園(通称カオワン)について、以下のように紹介しています。
「ペッチャブリー県のカオ・ワンの丘に1859年ラーマ4世・モンクット王が建設したサマーパレス。宮殿はヨーロピアンと中国様式を取り入れた、ネオ・クラッシックスタイルです。
7つの王宮の建物、仏塔などがあり、博物館内には中国・ヨーロッパ各国からのアンティーク類、家具、食器、美術品などが展示されているほか、敷地内にはタイで最初に造られたというオペラの野外劇場跡も残されています。展望台になっている塔からの眺望が素晴らしいことでも知られています。
このエリアにはもともと伝統工芸技能者が多く、彼らの作品展示会なども催されています。また、毎年2月初旬頃には宮殿のライトアップや花火、パレードなど大規模なフェスティバルも開催されています。」
美術局は、カオワンの豊かな歴史と文化的な重要性が世界遺産にふさわしいと信じています。この遺跡の魅力は年間20万人以上の訪問者数に表れており、観光収益にも大きく貢献しています。
カオワンの促進に加えて、スダーワン大臣は地域の他の文化遺産や民族コミュニティを訪問し、文化保存に対する政府のコミットメントを確認しました。また、スダーワン大臣は、最近政府がこれらの民族グループの伝統と習慣を保護するための初の法案を承認したことを付け加えました。
■Culture Ministry to Propose “Khao Wang” for World Heritage Status|NNT
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Source: タイランドハイパーリンクス