タイ国王陛下、ソンクラー県の洪水被災者に救援物資を提供

2024
12.09

タイ国王陛下は、ソンクラー県テーパー郡で発生した深刻な洪水の被災者を支援するため、王室の救援物資を提供されました。この支援は、国王夫妻の慈愛の精神を示し、被災地の復興を後押しするものです。タイ国営メディアNNTが2024年12月9日に伝えています。

12月9日、タイ王室を代表してチャレムチャイ・シッティサート枢密顧問官がテーパー郡庁舎のコミュニティホールで2,000セットの救援物資と、子ども向けの特別な物資100セットを配布しました。

今回の洪水は2024年11月25日に発生し、テーパー郡内の7つの地区で57,000人以上が被災、3,100人以上が避難を余儀なくされました。災害により10名が死亡、10名が負傷しています。地元当局は、降雨が止み水位が低下しているため、状況は改善しつつあると報告しています。

枢密顧問官は、被災者に対する国王夫妻の深い懸念を伝え、被災地の復旧作業が進行中であることを確認しました。また、被災地域の復旧作業に加え、将来の災害に備えた対策強化にも取り組んでいます。

訪問中、チャレムチャイ枢密顧問官は特に支援を必要とする家族に直接救援物資を手渡し、被災者たちと面会しました。この活動は、タイ国王夫妻の被災者支援への揺るぎない決意を象徴しています。

タイ王室の支援活動は、被災地の復興と地域の結束を促進する重要な役割を果たしており、被災者にとって大きな励みとなっています。