08.20
【朝鮮日報】MLB:大谷、103年ぶりにベーブ・ルースを超える、40本塁打で大リーグ1位…今季8勝目達成
■「唯一無二のアスリート」
アメリカン・リーグのルールに基づいて指名打者制度が適用されたこの日の試合で、大谷は打順で1番に入り、両チームの投手で唯一、打席に立った。大谷は第1打席から第3打席までは三振、フライ、ゴロで退いたが、8回の第4打席で相手投手ホセ・シスネロの時速約143キロメートルのスライダーを引っ張り、ライトフェンスを越える飛距離131メートルの本塁打にした。アメリカン・リーグに指名打者制ができた1973年以降、1試合で8イニング以上を投げてホームランまで打ったのは大谷が4人目だ。
大谷は完投まであと1イニングというところでマウンドを抑え投手のライセル・イグレシアスに譲った。大谷は試合を終えて、「完投していない以上、満足というものは決してない」としながらも、「6回から少しずつ疲れを感じていた」と語った。大谷について「最上級(superlative)」と評したエンゼルスのジョー・マドン監督は「大谷は唯一無二のアスリートであり、見守っているだけでも特別だ」と語った。
AP通信によると、この日の観客たちはホームランを打ってベースを回る大谷に「MVP(最優秀選手)」と叫んだ。大リーグ公式サイト「MLBドットコム」は「ホーム球団であるタイガースのファンでさえ、相手チームの大谷を応援せずにはいられなかった。相手チームの選手たちも大谷に対して畏敬(いけい)の念を抱いた」と伝えた。タイガースのA・J・ヒンチ監督は「大谷は信じられないほど才能が特別で、残念ながら我々はいけにえであり、目撃者になった」と語った。
大谷は今季40号を放ち、本塁打部門2位のウラジミール・ゲレーロ・ジュニア(35本塁打)=トロント・ブルージェイズ=との差を5本に広げた。大谷は松井秀喜(2004年・31本塁打)を超え、アジア出身の大リーグ打者の最多本塁打記録も更新している。大谷は投手としても6月からマウンドに上がり、11試合に登板して負けなしの7勝を挙げている。8月に登板した3試合ではすべて勝利投手になった。6月30日のニューヨーク・ヤンキース戦では3分の2イニングで7失点し崩れたが、それ以降は6試合連続でクオリティー・スタート(6イニング以上3自責点以下)を続けている。
■19世紀の記録まで召喚
大谷は今年、「100年に一度」出るかどうかの記録をたった一人の力で塗り替えている。大谷は既に投手の1シーズン最多本塁打記録を塗り替えた。伝説的な大リーガー、ベーブ・ルースが1933年に作った記録(34本)を2位に押し下げた。大谷が今後さらに2勝すれば、大リーグ史上2人目の「2けた勝利・2けた本塁打」を達成する。ルースが1918年に1シーズン13勝・11本塁打を記録して以来、103年ぶりのことだ。
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http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/08/20/2021082080003.html
Source:脱亜論
【朝鮮日報】MLB:大谷、103年ぶりにベーブ・ルースを超える、40本塁打で大リーグ1位…今季8勝目達成