08.16
【韓国】「鬼滅の刃」に続き「呪術廻戦」…日本マンガ全盛時代、日本がなぜ今もなおコンテンツ大国と呼ばれのかを確認させてくれる
『鬼滅の刃』シリーズは、大正時代(1912~1926)を舞台に、主人公が人を食う怪物「鬼」に変わった妹を人間に戻すために様々な鬼と戦う冒険談を描いている。最近爆発的な人気を集めている『呪術廻戦』 シリーズは、人間の否定的な感情から生じる「呪力」を利用する呪術師と呪いから生まれた怪物の間の葛藤を扱ったアクション・ファンタジーマンガだ。二つのシリーズはいずれも、あきあきしそうな「巣ごもり時代」に時間が経つのも忘れ没頭して読める典型的な日本の少年マンガの特徴を持っている。週刊少年ジャンプというマンガ雑誌に連載された原作が人気を得て、単行本として出版され、テレビシリーズ、劇場版アニメも合わせて発売されたという共通点もある。
日本マンガ全盛時代のまた別のポイントは、韓国国内に日本マンガを紹介する代表的な出版社である「鶴山文化社」と「ソウル文化社」との対決構図だ。鶴山文化社が『鬼滅の刃』シリーズで今年上半期のマンガ市場を独占すると、ソウル文化社がすぐに『呪術廻戦』シリーズで激しい反撃を加えている。日本マンガの出版の二大山脈同士の全面対決が今後どう展開されるかも、興味深く見守る点だ。
一時期は「オタク文化」として取り扱われていたが、最近になり、ネットフリックスやウォッチャなどのオンライン動画サービスを通じ、直接日本のアニメーションに接する人々が増え、日本マンガは老若男女が共に楽しめるコンテンツと認識され、高速で市場を拡大している。本屋街で集計した本の性別と年齢別の販売割合をよくみると、『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』はともに、男性より女性が、10代より20代がはるかに高い割合で本を購入していることが明らかになった。
『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』の途方もない人気は、妙に相反する感情を呼び起こす。韓国マンガ市場を日本マンガが占領した感じがして、一方では妬ましく悔しいながらも、すさまじい人気がうらやましく、秘訣が気になる。堅固な週刊誌連載システム、単行本、テレビシリーズ、劇場版アニメ、ゲーム、玩具、フィギュアなどでつながり拡張される広範囲な「コンテンツ知識財産(IP)ビジネス」と、国境を自由に越えられるほど強力なファンダム文化は、日本マンガを世界的なコンテンツに変貌させている。『ドラゴンボール』『スラムダンク』『ワンピース』に続く『鬼滅の刃』と『呪術廻戦』の人気は、日本がなぜ今もなおコンテンツ大国と呼ばれのかを確認させてくれる。
Source:脱亜論
【韓国】「鬼滅の刃」に続き「呪術廻戦」…日本マンガ全盛時代、日本がなぜ今もなおコンテンツ大国と呼ばれのかを確認させてくれる