2023
09.30

カウンセラーが明かす。結婚生活の幸せを脅かす7つの最大要因

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あなたとパートナーの関係は、人生で最も重要な絆の1つだ。深い愛とつながりや経験を共にする相手、そして自己成長のための機会を与えてくれる。

しかし時として、悪い習慣や不健全な信念など、他の要素がそれを邪魔する。

結婚生活の幸せを最も脅かす要因は何なのか?カウンセラーが私たちの疑問に答え、状況を好転させる方法についてもアドバイスをくれた。

・他のカップルと比較する

人間には、他人と比べるという本能的な傾向がある。そうした比較はときに意欲を与えてくれることもあるが、多くの場合は喜びを奪っていく。

ロサンゼルスの結婚・家族カウンセラーであるアビゲイル・メイクピース氏は、自分と他人の結婚生活を常に比較することは「2人の関係にとって全体的に悪影響を及ぼす可能性があります」とハフポストUS版に語った。

「比較があなたを元気づけることもあるかもしれませんが、全体的に、比較は一般的に自己評価を下げる傾向があります」とメイクピース氏は話す。

他のカップルの結婚生活についてあなたが得ているのはただの一部分であると念頭に置いてください。比較をやめると、自らの結婚生活への感謝と成長のためのスペースが生まれます」

そして、外部との比較ではなく、自分がカップルとしてどれだけ成長したかについて振り返るように考え方をシフトすることで、全体的に気分を高揚させ、パートナーとより深くつながるよう試みることができるという。

自分が比較の罠に陥っていると感じたときは、自分の結婚生活に何が欠けているのかを特定し、その領域でポジティブな行動を起こす方法について考えてみてほしいと話す。

「あなたが憧れているバケーションはありますか? パートナーも一緒に、共有の貯蓄目標を持つのはどうでしょうか」とメイクピース氏は言う。「他のカップルが一緒に過ごす時間が多いことを羨ましいと感じるなら、それをインスピレーションにして、もっと一緒に時間を過ごすように工夫してみてください」

・子供を持つ

研究によると、人々の結婚生活の幸せは子どもを持った後、特に最初の1年の間に減少し、完全に回復するのには時間がかかるという。子どもはカップルの生活に深い愛と喜びを与えてくれるが、同時に新たなストレスももたらす。

ノースカロライナ州の臨床ソーシャルワーカーであるニコール・サウンダース氏は、「多くの既婚カップルは、家族を築くという究極の目標に共通の焦点を持っていますが、子どもを持ち育てることが彼らの結婚生活にどのような深い影響を与えるかをしばしば見落としています」と語る。

「2人の関係が乖離し始めたのは、1人目の子どもが生まれた時からだと感じるカップルは珍しくありません」

「新たな責任と時間やお金、睡眠などの減少により、子どもが加わったことが結婚生活に負担をかけるのは理解できますし、普通のことです」

そうならないために、彼女はカップルとしてつながる時間を確保するようお互いが努力することを推奨する。

「一緒にコーヒーを楽しむために朝の15分を設けるというシンプルなことや、電話などの邪魔なしで、寝る前に質の高い時間を優先することで、抱き合ったり会話したりすることができます」と彼女は言う。

「またそれは、親としての責任がもたらすエネルギーと時間の制約を考慮に入れながら、セックスや親密な時間を見つけることも意味します」

・お互いがずっと変わらないと期待する

多くの人は結婚する時、相手が5年、10年、あるいは50年後も同じ人であると信じている。

シカゴでカウンセラーをしているローレン・ベイリー氏は、パートナーのキャリア、セクシャリティ、ジェンダーなどに関する人生の大きな変化に対応するのに苦労しているクライアントを多く抱えている。また、自分自身においての変化に気づいたのに関係を乱すことを恐れている人もいる。

「私たちが自分やパートナーを人質にし変化を許さないとき、それは自身だけでなくカップルとしての幸せも犠牲にしています」とベイリー氏は話す。

代わりに、あなたとパートナーが学び、成長するために必要なスペースを作るよう努力することを提言する。

「パートナーが自身について発見したことを持ち帰ることができる安全な避難所を作り、あなたのために同じことをするようパートナーに頼んでみてください」とベイリー氏は言う。

「もし探求があなたを怖がらせるなら、パートナーの探求をシャットダウンすることなく、その恐怖を声に出す場所を確保してください。もしパートナーがあなたの探求を阻止しようとしているなら、それが関係の終わりを意味するわけではないと伝えてください」と述べた。

・向き合い会話する時間を定期的に設けない

定期的に向き合い会話する時間を設けないことは、長期間のカップルがよく犯す間違いだという。

既婚カップルなのにすれ違い同居しているだけになるのは容易だ。それぞれが自身の個人的なやるべきリスト、心配事、気晴らしに夢中になりすぎて、本当のつながりを感じる瞬間をほとんど持てない。

しかし、ロサンゼルスを拠点とするカップル・カウンセラー、デビッド・ナラン氏は、定期的にお互いの様子を確認し合うことを怠ると、2人の距離が広がりやすくなると言う。

「会話を怠ることでお互いが孤立し、より激しい対立や裏切りが起こりやすくなります」と語る。

ナラン氏は、毎晩15分から20分互いにその日の出来事について話し、さらに、それらの出来事による「喜び、ストレス、恐怖、悲しみなどの感情的な影響」について話すことを勧める。パートナーの言動や行動がどのような背景から来ているのかを本当に理解するための質問をするのだ。

「私たちがパートナーに理解されていると感じるとき、私たちは求めている親密さを得ているので、自然とカップルを守ろうとする可能性が高いでしょう」とナラン氏は話す。

「『守る』とは、例えば、対立があるとき、道を踏み外さず抑制する可能性が高いことを意味します。また、パートナーを裏切ることを避けるための決意を強化することにも繋がります。これは、親密な感情により、パートナーを傷つけることを避けたいと思うからであり、また、他の知人に自分のパートナーほどの魅力を感じることが難しくなるからです」

・自分を後回しにする

飛行機の安全ビデオでは、酸素マスクは他の人の補助をする前に、まず自分がつけるよう教えられる。この考え方は結婚でも同じだとサンダース氏は話す。あなたが常に自分より他人のニーズを優先するなら、素晴らしいパートナーにはなれないという。

「自分の体型を嫌っていたり、いつも願望を後回しにしたり、感情的な健康を無視したりすると、相手との関係の中で最高の自分自身であることが難しくなります」とサンダース氏は話す。

「毎日セルフケアの時間を確保することは、自信、前向きな考え方、全体的な幸せを促進します。結婚生活にこのエネルギーを毎日注ぐことで、2人のバランス関係がすぐに改善します」

・自分の不幸をパートナーのせいにする

結婚・家族カウンセラーであるメイクピース氏は、自分自身が不幸である理由はパートナーの行動にあると信じているクライアントをよく見るという。

「意図的ではないかもしれませんが、自分の人生の失望をパートナーへの怒りに変えたり、自分の失敗を相手に責任転嫁することがあります」

「私たちは時々、パートナーの行動に深く影響を受けます。しかし、他の全ての人間関係と同様、私たちは自分自身の行動しかコントロールできません」

私たちはそれぞれ自分自身の幸せに責任を持っている。ここで考え方を変えると、怒りや不満の感情が和らぎ、「お互いが自分自身の喜びに向けて努力しようと考えるようになります」とメイクピース氏は語る。

・助けやサポートを求めない

長期的な結婚生活における幸せを脅かす最大の要因の1つは、あなたとパートナーが「相手との関係が混乱している時でも、お互いの助けだけで一生を乗り越えることができる」という信念だとベイリー氏は言う。

必要なときに他人に感情的なサポートを求めることは、弱さではなく強さの証なのだ。

「カウンセラーの私が『カウンセラーを見つけてください』と言うことは利己的に聞こえるかもしれませんが、あなたの結婚関係カウンセラーもまたカウンセリングに通い、彼らの結婚生活について話しているんです」とベイリー氏は話す。

また、ベイリー氏のクライアントの中には、コミュニティや仲間内のサポートグループに助けられたと感じている人もいるという。

「長所や短所も含め、パートナーとの関係について自分のサポートネットワーク(助けになってくれる人々)に話すことを拒否している人は、自分の幸せを犠牲にしていると感じています。あなたのサポートネットワークはあなたのパートナーを批判するためにいるのではなく、あなたをサポートするために存在します。サポートを受け入れると、状況が大きく変わりますよ」

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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Source: HuffPost