07.29
【韓国】 平和の祭典中でも挑発してくる日本、オリンピック後の日本にどう対応すべきか
8年前、東京が選ばれた時「スーパーマリオ」に変身して世界の人の前に立った安倍晋三前首相は今、どんな心情であろうか(訳注:スーパーマリオになったのは5年前のリオ五輪)。東京の二番目のオリンピック開催で首相になった時よりうれしかったといった彼だ。当時、日本は2011年東日本大地震後の沈滞のドロ沼から抜け出す魔法が切実に必要だった。アベはオリンピックが「魔法のツエ」になると信じた。1964年開かれた最初の東京オリンピックは少年アベに第二次大戦で廃虚になった列島を再生させた復活の象徴だった。平和の祭典を通じて日本は戦犯国家という汚名をすすぎ国際社会に堂々と再編入され、経済強国の容貌をかためた。
57年ぶりに開かれたオリンピックはアベと日本にとって「Again 1964」であった。衰退一途の国運を反転させ、アベの宣言のように「日本が帰ってきた」ことを証明する会心のカードだったが、パンデミック事態で真夏の夢になる様だ。特に国民の支持なしに押し切ったため、大会後、防疫状況が悪化すれば深刻な後遺症は避けられない。
歓迎しない民心はナルヒト(徳仁)日王の開会宣言にもあらわれた。日王はオリンピック憲章にある「祝い」という表現を口にしなかった。支持率向上を狙った菅義偉総理は狼狽したに違いない。秋の総選挙(衆議院選挙)を控えた執権与党自民党の危機感も一層大きくなった。
(中略:日本の政局。アベの再登板は東北アジアの緊張を高める悪材料)
何より日本はオリンピック直前、独島(ドクト、日本名:竹島)領有権主張を繰り返して韓国に対する否定的記述を一層強化した国防白書を出した。さらに聖火奉送ルートで独島をどかんと自国領土とまで表示した。仮にも平和を図るスポーツ大会ですでに戦いを挑んできたわけだ。
独島、慰安婦および強制徴用、歴史教科書歪曲などで無数の挑発を敢行してきた日本は私たちをさらに泥沼に引き込むことができる。さらにきつくて臆面も無く出てくる日本の計略にどのように対応すべきだろうか。
「竹槍歌」を口にする感情的方式は日本の罠に陥る自ら失敗を招く手法だ。東アジアの分裂で存在感を確認しようとする日本の妨害を突き抜けて韓半島の平和と統一を成就するために最も必要なことは「熱い胸」より「冷たい頭」だ。相手がどのように出てこようが私たちも感傷主義的宣伝扇動から脱し、事実を知り、是非の判断を追求する政策が必要だ。
ソース:ソウル新聞(韓国語)[デスク見解]オリンピック以後の日本/パク・サンスク国際部長
https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20210727030003
Source:脱亜論
【韓国】 平和の祭典中でも挑発してくる日本、オリンピック後の日本にどう対応すべきか