08.16
バイク男二人旅~17県目はタイで最も美しいとされる仏像が鎮座☆ピッサヌローク編
タイ全国一周、と言っても一気に回るのではなく、1ヶ月に1県を余すところなく回るという企画で、相棒は5歳の長男と愛車CB1100であります。
今月のタイ全国一周第17県目は、タイで最も美しいとされる仏像が鎮座するピッサヌローク県!に行って参りました。ピッサヌロークまではバンコク(戦勝記念塔)から北に370km、片道6時間で走って参りました。
寝落ち対策に最適な方法を発見!
ところで走行中、相棒が寝る時の最高の対策を今回、発見しました。相棒と言ってもまだ5歳。早い時は出発して5分程度で寝落ちします。タンデムベルトを装着して且つ前に乗せているので落ちることはまずないんですが、それでも子どもが走行中に寝ると以下のようなリスクがあります。
- カーブやすり抜け時に、左右に傾いた時の運転上のリスク
- タンクにヘッドバッドするリスク(カクン、カクンして)
- 単純に、かわいそう(より快適に眠れる方法は?)
これまでは、通常のベルトを使用して上手く固定してきたのですが、今回そのベルトを中日にホテルに忘れてしまい、代わりに考えたのが写真のタンク枕(ショルダーハーネスをハンドルに通すことでバックパックをタンクの上で固定します)でした。これが思いの他最高なのが、子どもは勿論、自分も快適なのでした。何故なら、バックパックは背負わなくていいし、ベルトの負担もない、肩がフリーになるので軽い、軽い。(日本は前乗せがNGなので)タイ国内での親子ツーリングの際は、おすすめです。
ピッサヌローク県内周遊
それでは今回も県内をダイジェストで流していきます。今回は3連休を利用してピッサヌロークの旅を満喫して参りました。
バンコクを23時に出発してまず向かったのがプーヒンロンクラー国立公園。こちらは乾期の早朝に行くと雲海が見れるそうで、雨期ではあるものの早朝めがけて行って参りました。あいにくの天気でしたが、天候や浸食によってできたというランヒンプムはこれまでに見たこともないもので、未だにそれが自然の産物だということが信じられません。
今回、往路の後半はずっと小雨でしたね。ピッサヌロークの東側は山地となっていて昼間は走っていてすごく気持ちいいんですが、やはり温度は下がります。早朝で雨、ともなると寒いくらいで気温を見たら18度でした。雨期でもちょっとした防寒具は必要ですね。
ピッサヌロークはタイ三代王にも称されるナレースワン大王の出身地ということで早速あいさつしに上がりました。ナレースワン大王は救国の英雄、またムエタイの創始者でもあります。ちなみに、かの山田長政がアユタヤにやってくる6年前に崩御されたとの事で、多少の浪漫を感じました。
「タイで最も美しい(といわれる)仏像」は、なんとピッサヌロークにあったんですね。そう言われるとなるほど、ワット・プラ・ケオのエメラルドブッダは翡翠だし、ワット・ポーの涅槃仏は個性強めですね。そうなるとたしかに王道でいくとしたら、これまでに見たことのないくらい美しい仏様でした。
ピッサヌロークには4000年も前にコミュニティが存在していたことが確認できる寺院や史跡があり、またスコータイとアユタヤの2つの異なる王朝時代を通して繁栄した歴史ある地だからなのか、その街並みは思っていたよりも大きいものでした。
さて、ピッサヌロークの道路事情はと言いますと、良好でしたね。東側の山地含めて凸凹はほぼなく、少なくとも自分は一回も引っかかりませんでした。むしろ山地は気持ちいいワインディングロードが続き、そのうえ山あいにはカフェやホテルが連なり、夕方にはオレンジの電灯がその景色の中で色づいてノスタルジックな雰囲気を醸し出すので、自分の中でお気に入りの道のりとなりました。
とは言え、5歳児には寺院よりもノスタルジックよりも旅ですら……よりもプールが好きなようなので、ローカルのプールにやってきました。これまでローカルのプールでは3回行って3回とも怪我してきましたが(パタヤとか、ホアヒンやカオヤイ等にある流行りのテーマパークは別として)、今回は施設内の一部が廃墟化しているれっきとしたローカルのプールであるのにも関わらず、終始快適に楽しめました。
私が読んだ三冊の山田長政の物語において、うち一冊には山田長政が戦で使用する爆竹をここピッサヌロークまで買いに来るくだりがあるんですが、あるいは本当に来たのかもしれない、などと思いを馳せたり、馳せなかったり。
「タイで唯一のサバンナ」ということでちょっと楽しみにしていたんですが、サバンナと言えば夕日のイメージがあったので夕方に行ったら閉まってました。ただ、こちらのトゥンサレーンルアン国立公園はお隣のペッチャブーン県にもまたがっているので後日の楽しみにしておきます。とにかく、楽しそうでなによりです。
この日(8月12日)、タイでは母の日だったので屋台で賑わってました。ここで食べたムーピンがえげつないほど美味しかったですね。何が美味しいってたれがめちゃくちゃ美味い。タイ屋台の神髄を味わうひとときでした。また、食べたい。
まとめ
以上、想像以上に満喫できたピッサヌロークでした。特に東側の山地は、走っていて気持ちいい道としては、これまでの中でトップ3には入るほどです。さて次は、どこの県にいこうか!
※オレンジ=バンコク
※青色=今回訪れた県
※緑色=今までに訪れた県
※白色=まだ訪れてない県
※赤色=日本国外務省より渡航中止勧告
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◆今回訪れた県: ピッサヌローク
◆残りの県数: 56県(深南部3県は除く)
◆今回の走行距離: 1,365km
◆今までの累計距離: 19,059km
常識なんてクソ喰らえ!曲がったことは大きらい!議論は無用御免、男は黙って背中で語る!バンコク在住のNPO法人日本PR理事長、個人投資家、KARIBE (THAILAND) CO.,LTD.顧問、タイ龍馬会 会長。著書に『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』。おもしろくいきましょう、おもしろく。
suikasigi.com
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