2022
03.22

インドネシア:エンデミックに向け指標 新型コロナ出口戦略 保健省

国際ニュースまとめ

 
1日当たりの新規感染者数は4千~1万人台で推移。この中で保健省はパンデミック(世界的大流行)から、一定地域で繰り返し発生するエンデミック(風土病)に抜け出すための指標を発表。政府は出口戦略の策定に舵を切り始めたようだ。地元メディアが報じた。

エンデミックに向けた指標について、保健省の感染予防・管理局、シティ・ナディア・タルミジ局長は新型コロナの伝染速度低下、検査による陽性率が5%未満、病床使用率が5%未満、死者数の減少、規制が最も緩い緊急活動制限レベル1の適用、国民の70%が新型コロナのワクチン接種完了などとしている。

また、シティ氏は同条件を6カ月など長期的に維持する必要があると発言。条件達成まで道のりは長く、「政府は慌ててエンデミックへと評価を下げない」とくぎを刺す。

保健省によると、21日時点で1回目の接種を終えたのは国内で1億9480万9661人(政府目標の93・54%)、2回目は1億5442万3722人(同74・15%)。病床使用率は20日時点でジョクジャカルタ24%、西ジャワ18%、ジャカルタ16%、中部ジャワ14%、東ジャワ11%、バリ5%となっている。

エンデミックとするのは時期尚早だが、新型コロナと共存する社会体制の構築が視野に入ってきた。
 
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/58728.html

Source: DIGIMA NEWS