2025
10.04

巨大なヘラジカ、5時間の「引き上げ作戦」で救出。所有者も知らない古井戸に落下していた(アメリカ)

国際ニュースまとめ

米メイン州ペンブロークで、廃井戸に落ちた若いオスのヘラジカが約5時間に及ぶ救出作業の末に無事助け出された。

土地所有者のデラニー・ガードナー氏と家族が、深さ約2.7メートル、直径約1.8メートルの井戸に落ちているヘラジカを発見した。

AP通信によると、家族はこれまで、所有地に井戸があることを知らなかったという。

Western Mass Newsによると、通報を受けてメイン州内陸漁業・野生動物局が出動。生物学者スティーブ・ダンハム氏が井戸に降りて鎮静剤を投与し、ストラップを取り付けた。掘削機を使い、係員らとともに慎重にヘラジカを引き上げたダンハム氏は「頭を支えてストラップを巻いたとき、多くの人が力を貸してくれたことが本当に心強かった」と語る。

救出には12〜14人が参加。「地域の人が力を合わせ、野生動物を守る姿は心温まるものでした」とガードナー氏は振り返る。

繁殖期のオスは攻撃的になる可能性があり、鎮静剤で目を覚まさないリスクもあったが、中和剤を使って目覚めさせることにも成功。州当局は「鎮静が切れるとヘラジカは走り去った。多少プライドは傷ついたかもしれないが問題はなかった」とInstagramにて説明している。

ヘラジカ猟が始まる時期であるため、ダンハム氏は地域住民に「万一仕留めたと考える猟師がいれば、体内に鎮静剤が残っている可能性もあるため必ず当局に連絡してほしい」と注意を呼びかけている。

ガードナー氏の一家にとって、ヘラジカとの遭遇は思わぬ出来事だったが、ちょうど訪れていた義姉と甥が「メイン州で最も姿を見かけにくい動物」を見たいと望んでおり、その願いが叶った形となった。

【動画】巨大なヘラジカが井戸の中から救出される様子

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Source: HuffPost