10月から値上げする飲食料品は3024品目にのぼり、通年では2023年から2年ぶりに2万品目を超える。　

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平均値上げ率 17%

帝国データバンクが9月30日、10月以降の食品の値上げ動向などについての分析を発表した。

主要食品メーカー195社が値上げする計3024品目の平均値上げ率は17%。

10カ月連続で昨年を上回り、連続増加期間は2022年の統計開始以降、最長を更新した。

食品分野別では「酒類・飲料」が最も多く2262品目。次いで「加工食品」の340品目で、パックご飯や包装餅などの製品が多い。さらに「調味料」の246品目が続き、焼肉のたれやみそ製品が占める。

原材料の価格高騰、光熱費の上昇による生産コスト・物流費・人件費の上昇などが値上げ要因として挙げられており、特に物流費と人件費は昨年から大幅に増加している。

値上げラッシュ、11月に落ち着く見込みも

通年では12月までの公表分で累計2万381品目が値上がりする。

一方で11月の値上げ品目数は9月末時点で100品目未満にとどまっており、飲食料品の値上げラッシュはいったん止まりそうだ。