2025
09.26
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「自分の歯を目に移植する」珍しい手術で、失った視力を“20年ぶり”に取り戻す(カナダ)
カナダ・ノースバンクーバー在住のブレント・チャップマンさんが、20年ぶりに視力を取り戻した。視力を回復させたのは、「患者自身の歯を目に移植する」極めて珍しい手術だった。
TODAY誌によると、この手術は「歯根部利用人工角膜手術」と呼ばれ、1960年代に開発されて以来、世界でも数百例しか行われていないという。
CNNによると、患者の犬歯を抜歯し、平らに削って穴を開け、そこに人工レンズを装着する。その後、頬やまぶたに一時的に埋め込み、組織を成長させたのち、角膜の代わりに目の前部へ移植する仕組みだという。
チャップマンさんは13歳のとき、医薬品などによる免疫・アレルギー反応が原因とされる「スティーブンス・ジョンソン症候群」を発症。命は助かったが左目の視力を失い、右目の角膜も重度に損傷した。これまでに10回の角膜移植などを受けたが、いずれも短期間で効果を失った。
今回の手術は2段階で行われ、2月に犬歯を抜き、6月に目へ移植。術後すぐに手の動きが見え、数カ月後には視力を得たという。
今回執刀したバンクーバー・マウントセントジョセフ病院の眼科医グレッグ・モロニー医師は「歯は硬く、体に拒絶されにくいため理想的な素材だ」とCNNに説明。チャップマンさんは「「20年ぶりに人と目を合わせ、非常に感動した」と語った。
Source: HuffPost




