08.09
安住アナの「私が都知事なら高層マンション解体」発言、小池知事はどう言及した?東京都の暑さや街づくり巡り
小池百合子知事(左)、TBS安住紳一郎アナウンサー(右)TBSの安住紳一郎アナウンサーが自身のラジオ番組で「私が都知事だったら、湾岸の高層マンションを解体して風の通り道を作る」と発言したことについて、8月8日の定例記者会見で、東京都の小池百合子知事が見解を問われる場面があった。
安住アナ「風の通り道を作りましょう」
安住アナウンサーは3日、ラジオ番組「安住紳一郎の日曜天国」の冒頭で、東京都をはじめとした全国で連日続く猛暑に言及。湾岸に建てられた高層マンションについて「私が都知事になったら、あれ全部解体しますよ」「住んでる人には悪いけど。あの辺のビル、全部取り壊しちゃう。風の通り道を作りましょうね。あと公園、それから雨が染み込む土をもうちょっとむき出しにして。私が都知事か、お金持ちだったらなあ」などと述べた。最後には「無茶なこと言っていると思いますけど」とも付け加えていた。
8日の定例記者会見の質疑応答では、記者が安住アナの発言がSNSでも話題になっていることを紹介した上で、小池知事に対し「街づくりや緑化という観点での意見、提案だと思いますが、あらためて長期的な視点での気候変動対策や街づくりについてお考えをお願いします」と質問した。
小池知事は、「環境大臣当時からずっと『風の道』について街づくりを進めるべきと(考えてきた)。また東京都におきましても、風の道の確保という点で様々な開発を進めてきたところでございます」と回答。
続けて、「できること、緑の確保を念頭にしながら、これからも東京都が強靱化(TOKYO強靭化プロジェクト)だけではなく、風の道の確保や憩いの場の確保、そして昔、関東大震災のあと小公園がいくつもできたという後藤新平さんの政策などもいつも振り返りながら、進めていきたいと考えています」と述べた。安住アナの考えには直接言及せず、「風の道」という言葉を強調して答えた形だ。
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高層ビル密集で風通しが悪くなることは、都市中心部の気温が周辺に比べて高くなる「ヒートアイランド現象」の原因の1つとして知られる。
湾岸にタワーマンションや高層オフィスビルがあるため、冷却効果のある海風が都心部に入りにくくなっており、東京都立大学の三上岳彦名誉教授(気候学)は、ハフポストの取材に対し、「湾岸地域のビル群をなくせば、海に近い場所では昼間の気温は下がるだろう」と話した。
一方で、都市部の気温上昇の要因になっているのは風通しの悪化だけではなく、緑地や水面の減少や、アスファルトやコンクリートに覆われた地面の増加もヒートアイランド現象の原因になっているという。
中でも、三上さんが都心で温度を下げるのに効果的だとするのは「緑地」で、特に樹林のようなボリュームのある緑地を保全、増加することが、気温上昇の抑制に欠かせないと、取材で指摘した。
Source: HuffPost




