2025
06.09
06.09
約200年前の「コンドーム」がオランダの美術館で公開される イラスト入りで19世紀の性産業・健康をテーマに展示
オランダ、アムステルダムのライクスミュージアムで、6月3日から、約200年前のコンドームが展示されている。19世紀に売春宿から持ち帰られた「高級お土産」として知られ、ライクスミュージアムのアートコレクションに初めて加わったという。
展示は、同館で行われている「Safe Sex?」という19世紀の性産業と性の健康に関するテーマの展覧会の一部として行われている。
【画像】近くで見てみると…絵も描かれている1830年ごろのコンドーム
このコンドームは、1830年頃に羊の虫垂から作られたと考えられており、フランスの高級売春宿、最も可能性が高いのはパリから来たものとされている。
コンドームには絵も描かれており、その絵は修道女が足を広げて座り、3人の聖職者の前にいるというもの。修道女が指を指している相手の聖職者たちは、性的興奮を示すために衣服を持ち上げている。
さらにフランス語で「Voila, mon choix(これが私の選択)」というフレーズも添えられており、聖職者の「禁欲」と、「パリスの審判」というギリシャ神話の両方を暗示する構図となっている。
ライクスミュージアムは、「このコンドームの取得により、19世紀の性文化と売春という、過小評価されている歴史に焦点を当てることができました。コンドームは、官能的な快楽を追い求めることが望まぬ妊娠や性感染症、特に梅毒に対する恐怖と共にあった時代の性の健康における両面を体現している」と表明している。
展示は「Safe Sex?」というテーマで行われ、19世紀の売春と性に関する他のプリントやドローイング、写真も一緒に展示されています。展示は11月末まで行われる予定。
Source: HuffPost




