05.26
フジツボや藻にまみれて座礁したウミガメ、1.5ポンドのフジツボを取り除いて順調に回復へ
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米・ノースカロライナ州のケープハタラス国立海浜公園で、座礁していたアオウミガメが発見され、その甲羅に1.5ポンド以上のフジツボやその他の海洋生物が付着していることが確認されたとUPIやUSA Todayが報じています。
このウミガメは、4月15日にケープハタラス国立海浜公園で発見され、通報を受けた海浜公園の資源管理チームがすぐに現場に駆けつけ、ウミガメをノースカロライナ水族館のウミガメ支援リハビリテーションセンター(STARセンター)に搬送しました。
発見時、この若いウミガメは、フジツボや藻類、その他の海洋生物を大量に抱えており、体重が7.5ポンドを超えていました。リハビリテーションセンターに到着後、専門のチームがウミガメを検査し、その甲羅に付着していたエピビオータ(他の生物の表面に生息する生物)を取り除く作業を開始しました。エピビオータには、フジツボや藻類、さらには微生物も含まれており、ウミガメの健康に重大な影響を及ぼす可能性があるため、早急に取り除かれる必要がありました。
清掃後、ウミガメの体重は約6ポンド(2.8kg)に減少しました。つまり、1.5ポンド以上(約680g)のエピビオータが取り除かれたことになります。この負担が除去されたことで、ウミガメはより軽快に動けるようになり、回復への道が開けました。
エピビオータが過剰に付着した場合、ウミガメは泳ぐのが困難になり、移動能力に支障をきたすことがあります。さらに、エピビオータによる摩擦や感染症が原因で、健康を害するリスクも増加します。そのため、リハビリチームは、ウミガメが再び自然環境で生活できるように、徹底的な清掃とケアを行いました。
現在、ウミガメはノースカロライナ水族館の安全な環境下で順調に回復に向かっているとのこと。水族館の広報担当者によると、ウミガメは「コンフェッティ」と名付けられ、食事を摂りながら順調に体重を増加させています。しかし、まだ痩せており、体力回復には時間がかかる見込みです。そのため、今後はさらにリハビリを続け、健康が回復した段階で自然に帰す予定です。
Source: HuffPost




