「タイで失踪」とされた英国人少女、実はジョージアで薬物関連の容疑で逮捕

2025
05.15

タイ東部パタヤで行方不明になったとされていた18歳のイギリス人少女が、東欧ジョージアで薬物関連の容疑により逮捕されていたことが明らかになりました。2025年5月13日、イギリス・クリーブランド警察が公式に発表しました。各報道が伝えています。

この少女はイースター直後に友人と共にフィリピンへ渡航し、3週間ほど滞在した後、5月3日頃にタイへ移動したとされています。母親によりますと、最後に連絡があったのは5月3日（土）の午後5時30分で、「あとでFacetimeする」とメッセージが送られてきたのが最後だったということです。

その後、SNSへの投稿が5月5日を最後に途絶えたことから、家族は強い不安を抱き、現地タイに渡航。パタヤ周辺で少女の行方を捜していました。

ところが、13日になって状況は一変します。クリーブランド警察が「海外で行方不明とされていたビリングハム出身の18歳の少女が、ジョージアにおいて薬物関連の容疑で逮捕され、現在も拘束されている」と発表したのです。

突然の知らせに家族は驚きを隠せませんでした。これまでタイでの捜索に尽力していた家族は、まさかの展開に言葉を失ったといいます。

逮捕に至った詳細や容疑の内容については、現時点で明らかにされていません。また、少女がタイからジョージアへどのような経緯で移動したのかも不明です。家族は「娘は騙されて利用された可能性がある」と述べており、慎重な調査が求められます。

一部の報道では、少女がジョージアで「妊娠している」と主張しているとの情報も伝えられており、事件はさらに複雑な様相を呈しています。

現地当局と連携し、イギリス政府も家族への支援を行っているということです。