04.01
捜索にあたった救助犬たちを治療、地震でバンコクの建設中ビル崩壊
2025年3月28日に発生したミャンマーを震源とするマグニチュード8.2の地震により、バンコク・チャトゥチャック区に建設中だった国家会計検査院ビルが崩落しました。この災害を受け、現場では現在も捜索救助活動が続けられており、K-9部隊の救助犬たちも重要な役割を果たしています。タイ政府メディアNNTが2025年3月31日に伝えています。
崩落から3日目となる31日には、救助犬たちが引き続き瓦礫の中で生存者の捜索にあたっており、現場に設置されたタイ・ボランティア救助犬チームのテントでは、負傷や疲労が見られる犬たちに対して獣医師による医療処置が行われました。
処置内容には、点眼、鼻の洗浄、包帯の交換、体温測定、抗生物質の投与などが含まれています。10歳のジャーマン・シェパード「チャンタホム」は体温の測定と点眼を受け、7歳のタイ・リッジバック「サイファ」はガラス片によって脚を切るけがを負いました。6歳のボーダー・コリー「ブルー」は左後ろ脚を痛めています。
また、中国の救助団体「ブルースカイ・レスキュー・タイランド(BSR)」から参加している18か月のジャーマン・ポインター「カレ」も、鼻に入ったほこりを洗い流す処置を受けました。
救助犬たちは過酷な環境の中で、人命救助の最前線に立ち続けています。関係者は「彼らの働きが、生存者の発見につながる可能性がある」と話しており、今後も安全と健康に配慮しながら活動を続けていく方針です。
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