日本大使館がタイ警察に感謝、詐欺・人身取引対策で感謝状を贈呈

2025
03.25

2025年3月24日、在タイ日本国大使の大鷹正人大使は、タイ国家警察のタッチャイ・ピタニーラブット警察大将（首席監察官・人身取引対策センター長・サイバータスクフォース長）と、バンコクの国家警察本部にて会談を行いました。

この会談では、ミャンマー国境付近、特にミャワディー地域における詐欺拠点や人身取引の問題について意見交換がなされました。大鷹大使は、日本人被害者の支援や、日本で逮捕状が出ていた容疑者の身柄確保など、これまでのタイ警察による協力に対し、深い謝意を表明しました。

また、会談の席上では、大鷹大使および同席した日本警察の代表者から、タイ国家警察の関係者27名に対し、感謝状が贈呈されました。これらの警察関係者は、国境を越えた詐欺組織の摘発や被害者救出、日本側との連携に尽力したとして、その貢献が評価されました。

タイ側からは、タッチャイ警察大将をはじめ、地方警察、入国管理局、観光警察、サイバー犯罪対策部門、外国課など、複数部門の担当者が連携し、組織的に対応していることが示されました。

さらに、大鷹大使は、2025年4月下旬に在タイ日本国大使館が主催する「コールセンター詐欺対策会議」への出席をタイ側に呼びかけ、今後も両国の警察間における協力と情報共有を強化していく方針を確認しました。

タッチャイ警察大将は、「日本をはじめとする各国との協力を通じて、国際的な詐欺や人身取引などの犯罪に対し、今後も積極的に取り組んでまいります」と述べました。