タイで行方不明の中国人女性(21歳)を保護、またミャンマーへ誘拐か

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バンコク発—タイで行方不明となっていた21歳の中国人女性が無事に救出され、母国へ帰国しました。彼女の父親が2025年1月13日にメディアに語ったところによると、タイ当局の迅速な捜査と救出活動が成功を収めたとのことです。

この女性が行方不明になったのは、1月6日にタイへ旅行した直後のことです。彼女の父親は、娘が人身売買の被害に遭った可能性を懸念し、1月8日にタイ国家警察本部を訪れ、国家警察長官に捜索の正式な依頼を提出しました。

彼女は大学を卒業したばかりで、今回が初めての海外旅行でした。彼女はSNSで最近知り合った友人と共にタイに来ていましたが、この友人は家族にとって見知らぬ人物でした。

彼女は1月6日午前4時ごろにタイの空港に到着後、母親にメッセージアプリを通じて連絡を取り、滞在予定地としてドンムアン地区を伝えていました。母親がミャンマーへの旅行について警告した際、彼女は「私は馬鹿じゃない」と答え、「ビルマなんて怖くて行けない」と安心させていました。その後も午前中は連絡を取り合っていましたが、午後4時に突然連絡が途絶えました。その後も連絡が取れない状態が24時間続いたため、父親は緊急にタイへ飛び、娘の捜索に乗り出しました。

タイ警察が捜査を進めた結果、空港の監視カメラに彼女が白いトヨタ・アルファードに乗り込む姿が映っていました。この車は彼女をドンムアンではなく、ラートクラバンのホテルへと連れて行きました。ホテルの記録によれば、彼女は午前5時にチェックインし、わずか4時間後の午前9時にはチェックアウトしていました。

警察はホテル周辺の監視カメラ映像を基に捜査を進め、最終的に彼女はミャンマーに近い地域で発見され、無事に救出されました。

この事件では、つい先日に同様の手口でミャンマーに連れて行かれた別の中国人俳優のケースと共通点が多いことが指摘されています。警察は、SNSを利用した手口が広がっている可能性があるとして、引き続き捜査を進めています。

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