タイの寒さ（涼しさ）2月半ばまで続く、今年の夏は昨年ほど暑くならない？

2025
01.14

タイ気象局、2025年の気候予報を発表 – 冬の延長と夏の見通し

タイ気象局は2025年1月12日、2025年の気候予報を発表しました。それによると、今年の冬は2月中旬まで続く見通しです。一方、夏の到来とその特徴についても詳しい情報が提供されました。

気象局によると、冬の雰囲気を楽しめる期間は例年よりも長くなり、2月中旬まで続くと予測されています。ただし、寒さは徐々に和らぎを見せる見込みです。

2025年の夏は、昨年のような連続的な猛暑にはならないとされています。雷雨の発生や湿度の高さが理由ですが、非常に暑くなる日がでることも予想されます。特に3月から4月の間は気温が最も高くなる期間で、気象局は「暑さへの注意」を呼びかけています。

一方で、4月から5月にかけては降雨量が平年を上回る可能性があり、一定の水資源が確保される見込みです。ただし、6月には降雨量が平年を下回り、雨が途切れる「雨の中休み」が発生する可能性があるため、注意が必要です。

今年の気象状況に大きく影響を与えるのは、エルニーニョ・南方振動（ENSO）現象です。現在の予測では、2025年2月から5月にかけて弱いラニーニャ現象、もしくは中立的な状態が続くとされており、この影響で南風や南東風が強まると見込まれています。

これにより、雷雨が時折発生し、湿度が一定程度維持される可能性があります。夏季の農業や水資源管理に関しては、引き続き慎重な対応が求められるでしょう。

タイ気象局は、今回の予報は長期的なデータに基づいており、今後の新しい情報次第では修正の可能性があるとしています。予報の誤差が大きいことも考慮しつつ、特に水資源の管理や農業計画においては最新情報を確認することが推奨されています。