01.09
子供の安全強化へ:国家人権委員会の提言を内閣が承認
タイ内閣は、教育旅行バスに関連する悲劇的な事故を受けて、国家人権委員会(NHRC)からの提言を正式に承認しました。これにより、子どもの安全対策を強化する取り組みが加速します。運輸省が主導し、内務省、教育省、警察、その他の関連機関と連携して対策を検討することが決まりました。提言の実施状況に関する進捗報告は、30日以内に内閣へ提出される予定です。2025年1月8日にタイ国営メディアNNTが伝えています。
国家人権委員会は、不定期の旅客輸送における監視体制の強化を提案しています。許可の承認プロセスを厳格化し、安全基準の徹底を図ることが目指されます。また、車両の無許可改造を防ぎ、特に教育旅行で使用される車両に対して、ライセンス要件を順守するよう求めています。
さらに、緊急時対応能力の向上も重要視されています。ツアーバスの運行会社は、運転手やスタッフに緊急時対応手順の訓練を義務付け、出発前に乗客に手順を実演することが求められます。このような安全対策は契約内容に含まれるほか、旅行保険の義務化を通じて、乗客のさらなる保護を図る方針です。
国家人権委員会はまた、学校が学生輸送に関する既存の規制を厳守する必要性を強調しました。スクールバスの定期的な安全検査の実施や、学生の年齢や発達段階に応じた旅行ガイドラインの導入を求めています。さらに、全ての教育段階で事故対応や緊急時対応に関する必修カリキュラムを取り入れるよう提言しています。
https://www.facebook.com/photo?fbid=990837696413694&set=a.591685012995633
ー
▼関連記事
タイでまた長距離バス事故、死者5名・多数の負傷者
タイ北部ランパーンで長距離バスが炎上、新たな安全性への懸念が浮上
The post 子供の安全強化へ:国家人権委員会の提言を内閣が承認 first appeared on タイランドハイパーリンクス:Thai Hyper.
Source: タイランドハイパーリンクス