01.03
タイのオールドメディア、存亡の危機～デジタル時代の荒波に直面
変化を迫られるオールドメディア
タイの新聞やテレビなどいわゆる「オールドメディア」は、デジタル化の急激な進展によって厳しい状況に直面しています。専門家によれば、2025年も広告収入の減少や視聴者行動の変化により、さらなる解雇や事業縮小が避けられない状況です。2025年1月3日にタイの英語メディア The Nation Thailandが伝えています。
The Nation Thailandは、タイデジタルテレビ事業協会の Suphap Kleekajai 会長が、「我々はビジネスモデルの限界に直面しており、この現実に適応しなければ生き残ることはできません」と述べ、オールドメディアが視聴者のデジタルシフトに対応する必要性を強調したと報じています。
2024年には、特にテレビ業界で多数の解雇が発生しました。（参照 タイのメディア業界が2024年に直面した課題と試練）
その原因は、広告収入の減少や消費者の「スマホシフト」によるものです。2025年には、このトレンドがさらに加速し、対応できないメディア企業は事業縮小やリストラを余儀なくされる可能性が高いとされています。
広告代理店Media Intelligence GroupのPawat Ruangdejworachai CEOは、「テレビ業界は広告収入が前年比で7%減少する見通しで、デジタルメディアや屋外広告（OOH）の成長に押されています」と述べました。
一方で、タイのデジタル広告市場は2025年に8%の成長が予測されています。その投資総額は1,400億バーツを超え、広告市場全体の65%を占める見込みです。この成長の背景には、SNS広告や動画広告の需要拡大が挙げられます。
Group M ThailandのPathamawan Sathaporn CEOは「デジタル広告市場は多くのチャンスを提供しますが、成功するためには競争の中で目立つコンテンツが必要です」と指摘しました。
専門家たちは、オールドメディアが生き残るには、デジタル技術を活用した革新が必要であると口を揃えています。
「あなたはオールドメディアの未来についてどう思いますか？コメントで教えてください！」
■Experts warn of more lay-offs as traditional media’s downslide continues
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タイのメディア業界が2024年に直面した課題と試練
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