『不眠』にも漢方薬

2021
10.05

「眠れない」というお悩みを持つ方、本当に多いですよね
かくいう私も、子どもの頃から寝つきが悪く、よく「寝れない〜〜〜」と両親のいる居間に戻っては、「目つぶってたら寝られる！」とベッドに追い返された経験を持つ者です。

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医療関係で働きだしてからも、各種お薬を試してみたものの、イマイチ効き目が感じられなかったり、効き目ありすぎで朝起きづらかったり、次の日の午前中は半分寝ながら仕事、、、なんてこともあったりで、、、結局、解決できないままの日々が長く続いてきました。

しかし！お薬はお薬でも、穏やかな効き目で、心と体を落ち着かせ、朝はスッキリ爽やかに目覚められる！そんなお薬に出会ったのです。何と、灯台下暗しの「漢方薬」でした

キッカケはバンコクの中華街です。怪しげな葉っぱ（多分生薬）が無造作に積み上げられたお店に興味本位でフラッと入り、そこにいた漢方医風おじさんに「不眠」について相談してみました。おじさんは、そこいらの葉っぱを10種類程を無造作にわしづかみにして包み、家で煎じて飲むようにと言いました。

漢方生薬のイメージです

その怪しげな生薬たちが無造作に包まれたわら半紙には「天王补心丹」とデカデカと中国語が書かれてたのでした。１包180バーツ

早速家に帰って、生薬を煎じてみると、見た目もおどろおどろしい真っ黒な液体ができあがりました。おそるおそる口にしてみたところ、「あら、、、意外にいけるじゃん♬」ってことで、指示された量を飲み干し、眠りにつきました。その結果は、前述のように、やさしい効き目で自然な眠り、何より朝の目覚めがスッキリです

その生薬は、もう本当に効き目がなくなるまで煎じ尽くし、しかし、この手間を何とか楽々にできないものか？と考えていた折、何とお湯に溶かすだけで、煎じ液ができあがるという超便利な市販薬「天王補心丹」がタイで手に入ることを発見したのです

そこで本日は、不眠仲間の皆様にタイで手に入る「眠り」の漢方薬情報をシェアしてみたいと思います。

天王補心丹(Tian Wang Bu Xin Keli】

私の愛用薬ですね

〔効能〕
心を落ち着かせる鎮静効果、心臓機能・めまい症状の改善、神経を安定させ、穏やかな作用で不眠の症状を改善します

２つのタイプのお薬があります。

＜粉末状のエキス剤でお湯に溶かす顆粒タイプ＞
〔服用方法〕
1日２回　朝夕の食前　１回につき付属のスプーン2-3杯

＜伝統的手法で作られた丸薬タイプ＞
〔服用方法〕
1日３回　食前１回につき８丸

Somnia

鎮静効果の高い16種類もの生薬が配合された中医学のお薬。

〔効能〕
血液の質、めまい症状、心臓機能の改善。精神状態を安定させ、不眠症状が長く続いている方の症状を改善します。

＜エキス剤の丸薬タイプ＞
〔服用方法〕
1日３回　食前に１回につき８丸

酸棗仁湯（Suan zao ren tang）

主成分は中医学でよく用いられる酸棗仁で、生薬としては皮を向いた中身が用いられます。

〔効能〕
血液の質を改善し、心を落ち着かせる鎮静作用。
夜中に頻繁に目覚める等の不眠症状によく利用されます

＜粉末状のエキス剤でお湯に溶かす顆粒タイプ＞
〔服用方法〕1日3回　朝昼夕の食前　１回につき付属のスプーン5杯

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いかがでしょうか？
タイの市販薬として手に入る漢方薬のお薬をご紹介してみました！

不眠症状の原因はさまざまであり、体質や環境にも左右されますので、どのお薬が自分に合っているか、お試しいただくのもいいかと思います。

その他、不眠症状改善のお薬として、大柴胡湯（カプセル剤、ダイエットにも効果あり）や、柴胡加竜骨牡蠣湯（煎じ液タイプ）なども、ブレズ漢方薬局ではお取り扱いしております。

ストレスの多い昨今、安心安全な漢方薬でとりあえず『寝て！』気力、体力を充実させ、この時期を乗り切りましょう

ブレズ薬局グループ
ブレズグループは、バンコクのアソーク、プロンポン、トンローを中心に日本人常駐の薬局とクリニックを運営しております。店舗には日本人通訳が常駐し、風邪、怪我、下痢といった、大きな病院にいくまでもない場合のお薬や治療に関してお気軽に日本語でご相談頂けます。バンコクでの健康管理についてお気軽にお問い合わせ下さい。
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