12.10
タイ保健省、マッサージと脊髄炎の関連性を否定~20歳女性の死亡事案について説明
ソムサック・テープスティン保健大臣は、20歳の歌手の女性が脊髄炎と診断され、死亡した事案に関する詳細を発表しました。この事案は、治療的マッサージとの関連性が疑われ、国民の注目を集めています。タイ国営メディアNNTが2024年12月10日に伝えています。
この女性は健康上の問題を抱えていなかったものの、2024年10月にマッサージを受けた後、首の痛みや腕の力の弱まり、しびれ感といった症状を訴えました。医療機関を受診した際、手足の脱力感が主な症状として報告され、X線やMRI検査を受けました。その結果、頸椎の骨折や脱臼は否定され、脊髄炎(脊髄の炎症)と診断されました。
治療の結果、一時的に症状は改善しましたが、その後重度の再発があり、2024年12月8日にウドンタニ病院で敗血症性ショックの合併症により亡くなりました。
保健省の調査結果 保健省によると、この女性が受けたマッサージと脊髄炎の発症やその後の合併症には医学的関連性がないと結論付けられています。保健省は、患者の病状に関する徹底的な調査を行い、画像診断を含む科学的証拠に基づいた評価を実施しました。その結果、マッサージ治療が病状の悪化に寄与したという証拠は認められませんでした。
国民への呼びかけ ソムサック大臣は、この事案に関する透明性を確保し、国民の懸念に対応することを約束しました。また、憶測による誤解が広がることを防ぐため、医学的証拠に基づいた理解を求めています。
「事実に基づいた正確な情報をもとに判断し、個人や治療法を不当に責めることのないようお願いします」と大臣は述べています。
保健省は、国民の健康を守るため、治療に関連するすべてのプロセスの安全性を引き続き確認する姿勢を示しています。同時に、治療的マッサージを含む伝統的医療の正しい理解と安全な実践を促進する方針です。
国民の不安に応える形で、保健省は今後も調査結果を公表し、透明性を重視していくとしています。
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