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イギリスのBBCが12月3日、世界の人々に影響を与えた2024年の「100人の女性」を発表。アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するタレントの渡辺直美さんが選出された。

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BBCは渡辺さんを「男性中心的な日本のお笑い界の壁を打ち破った」「日本で新世代の女性コメディアンの道を切り拓いた」と評価。

また、「ぽちゃかわいい（ぽっちゃりしていてかわいい）」の考え方で、ボディ・ポジティブ・ムーブメントの先頭に立って、痩せている人が美しいなどという「日本における容姿に対する固定観念を変えていっている」ことが選出理由として挙げられた。渡辺さんがプラスサイズの洋服ブランドを立ち上げていることも紹介されている。

BBCは最後に渡辺さんの以下の言葉を引用している。

「どうやってレジリエント（粘り強く、強くあるさま）でいるのでしょう？私はいつも考えます。『（今、）あなたが私のことが嫌いでも、それでいい。1年たったら、私があなたの気持ちを変えられるかもしれない』これが私がいつも持っている考え方です」

渡辺さんの他に、日本からは旧優生保護法訴訟の原告の一人である鈴木由美さんが選出された。

鈴木さんは、旧優生保護法のもとで障害などを理由に不妊手術を強制された人々の先頭に立ち、数十年に渡り闘ってきた。

鈴木さんらが原告となって国に賠償を求めた訴訟では今年7月、同法を違憲とする最高裁判決が確定した。