2021
09.08
09.08
米軍ドローン攻撃でアフガニスタン民間人の犠牲者数が急増
<アフガニスタンで空爆を実施した米軍だが、ドローン攻撃による民間人の被害は確実に増加し続けている> 8月29日、米軍がアフガニスタンの首都カブールで自爆テロを防ぐためとして行ったドローン攻撃で、民間人10人が死亡、そのうち6人が12歳以下の子供だった。ドローン攻撃は現地に情報提供者がいてこそ正確さを保てるが、今回の攻撃で現地に情報提供者はいなかった。 米ブラウン大学のチームが行った調査によれば、米軍主導の空爆によるアフガニスタンの民間人の犠牲者は、オバマ政権時の2016年からトランプ政権時の19年にかけて330%増加。英調査報道協会の調査結果も、トランプ前米大統領が17年に空爆の規制を緩和し民間人の犠牲を許容して以降、民間人犠牲者が急増した事実を裏付けている。 1万3072回 15年1月〜20年3月に米軍がアフガニスタンに行ったドローン攻撃 300人 上記1万3072回のドローン攻撃によるアフガニスタンの民間人犠牲者の数 330% 16年から19年にかけての米軍主導の空爆による民間人犠牲者の増加率
Source:Newsweek
米軍ドローン攻撃でアフガニスタン民間人の犠牲者数が急増