2024
06.03

【解説】「シェア」の意味や言い換えは?ビジネスシーンにも役立つカタカナ・外来語の取説

国際ニュースまとめ

私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。

外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。

20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

「シェア」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?

それでは見ていきましょう。

シェアシェア

♢言い換え語
1. 占有率
2. 分かち合う、分け合う

♢用例
1. 発泡酒・ビールの合計消費量のうち発泡酒のシェア(占有率)は3割程度とみられる。
2. 生きることの喜び、音楽の喜びをシェアし(分かち合っ)てもらいに、何度でも通いたいと思っている。

♢意味説明
1. 商品の市場全体に占める割合
2. 一つのものを分かち合い共有すること。また、一つのものを何人かで分けること


手引きとして、1の意味では、文脈や場面によっては「市場占有率」と言い換えた方が分かりやすい場合もあるとしています。

2の意味では、一つのものを、複数で共有する場合には「分かち合う」、分担や分配をする場合には「分け合う」と、言い換え語を使い分けるとよいとしています。この意味では、名詞として用いられる場合もあり、「分かち合い」「分け合うこと」などと言い換えられます。

定着に向かっている語だと思われ、「シェア」をそのまま用いることにさほど問題のない場面も多いと考えられるそうです。

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Source: HuffPost