2024
03.09

電気いらずの炊飯器。新聞紙と火だけでごはんを炊く…?その驚きの方法とは【体験ルポ:ごはん炊いてみた】

国際ニュースまとめ

 【あわせて読みたい】新聞と火だけでごはんが炊ける? 話題の炊飯器の開発背景を聞いた 

能登半島地震の発生直後、SNSで話題になった「電気やガスを使わない炊飯器」を知っていますか…?

タイガー魔法瓶の「魔法のかまどごはん」は、新聞紙に火をつけて直火で米を炊く、野外炊飯器です。

停電が長引き、道路が寸断されてなかなか物資も届かない中、「これがあればあたたかいごはんが炊ける」と話題になっていました。

でも正直、「新聞紙と火だけでごはんが炊けちゃうの…?どうゆうこと…?」って思いませんか?

筆者も不思議に思ったので、実際に炊飯体験をしてみました。

魔法のかまどごはんで炊いてみた魔法のかまどごはんで炊いてみた

用意するのは、お米と水、そして新聞紙、ライター、軍手。

新聞紙は朝刊1部で大丈夫です。新聞はかまどの穴から中に入れるため、「ねじれた棒状」にします。

見開き2ページの新聞紙を真ん中で裂いて1ページ分にした後、対角線で半分に折って、くしゃっとつぶします。

なんだか、折り紙みたいで楽しい…!

新聞紙を追って棒状にする新聞紙を追って棒状にする

米は研いで、水を入れ、吸水させておきます。

今回は白米3合を炊きました。

お米は水に浸しておきますお米は水に浸しておきます

棒状の新聞紙は、炊くお米の合数によって決まっているので、取扱説明書に書いてある数だけ作ります。

今回は3合炊いたので、18個作りました。

新聞紙の準備ができて、お米の吸水が終わったら、軍手をつけて、いざ炊飯…!!

棒状にした新聞紙をかまどの穴にいれます。棒状にした新聞紙をかまどの穴にいれます。

かまどの下部分に2つの穴が空いているので、そこに新聞紙を差し込んで、ライターで点火します。

筆者はキャンプとかアウトドア系のレジャーには行かない人なので、まず「新聞紙に火を付ける」という行動すら、とても新鮮でした…!

こんな風にお米を炊くのは、小学校の頃に経験した飯盒炊飯の時以来…?

ライターで火をつけます。ライターで火をつけます。

穴に新聞紙を入れて、点火。というパターンを、始めは1分半間隔で「右」「左」「右」「左」と交互に6回続けます。

点火のタイミングなどは取扱説明書に従います。スマホのストップウォッチで時間を確認しつつ、その通りに進めます。

右、左、と順番に。右、左、と順番に。

「右」「左」と繰り返すうちに、点火も慣れてくる…!

6回終わったら、ここからは着火する間隔を短く。1分間隔で左右交互に11回繰り返しました。

着火ライターで点火します。着火ライターで点火します。

その後、最後の1回を約10分後に投入…!

あとは約5分蒸らして完成です!

湯気がもくもく…!

直火でお米を炊くってこんな感じなんだ…と謎に感動しました。

湯気がすごいです。湯気がすごいです。

しっかり蒸らしたら…

じゃじゃーーーーん!!!

20年振りに火を使って炊飯をした記者も、上手にお米が炊けました!!

上手に炊けました!上手に炊けました!

ふっくら美味しそうなお米。本当にお米が立っています!

無事に炊けるか不安でしたが、無事大成功しました!!

お米が立っています。お米が立っています。

本格的な「かまどごはん」。

こんなに美味しいんだ…!と感動しました。

美味しくいただきました!美味しくいただきました!

美味しくごはんを頂いたあとは、後片付け。

この「魔法のかまどごはん」という名前は、「魔法のように新聞紙でごはんが炊ける」という意味のほかに、「魔法のように簡単に片付けができる」という意味も。

なべの裏にはすすが付いた状態なのですが、なべが冷めたらそれをはらって、スポンジに水をつけてこするだけ。本当にすぐにきれいになったので驚きました。

本当に魔法のようだ…!

とても簡単にきれいに…!とても簡単にきれいに…!

新聞紙で火をおこしてお米を炊くと聞くと、なかなか大変そうなイメージがあったのですが、アウトドア経験がない筆者でも、簡単に楽しくできました!

これなら災害時に停電していても大丈夫。防災用品として家に備えておきたいです。

今回は炊飯を体験した後に、「魔法のかまどごはん」の発案者のプロジェクトリーダーをインタビューしました。

取材記事は以下のリンクから。

 【インタビュー記事】新聞と火だけでごはんが炊ける? 話題の炊飯器の開発背景を聞いた 

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Source: HuffPost