2024
01.22

「受け入れは限界」――申請者急増に苦慮するドイツの移民難民庁

国際ニュースまとめ

ニュルンベルクにある連邦移民難民庁の正門(2023年11月22日、筆者撮影)

 ヨーロッパではここ数年、アフリカ、中東から流入する不法移民の数が急増し、社会不安を引き起こしている。それを背景に、各国で右派ポピュリズム政党の支持拡大が顕著だ。ドイツの難民認定審査の最前線にある難民認定・支援機関「連邦移民難民庁」(BAMF)本部を訪ね、申請者急増に苦慮している現状を見た。

「審査」と「社会統合」を所管

 移民難民庁は、首都ベルリンから特急列車で約3時間、…

Source: Foresight