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イスラエル批判の俳優を解雇した『スクリーム7』、監督が降板を発表
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俳優のメリッサ・バレラさんとジェナ・オルテガさんの降板が決まった映画『スクリーム7』から、クリストファー・ランドン監督も降りることが明らかになった。
バレラさんは11月、イスラエルのパレスチナ・ガザ地区への攻撃を批判したことを理由に『スクリーム7』のキャストから外された。
この時、ランドン監督はXに「何もかも最悪だ。怒鳴るのはやめて。これは私が下した決断ではない」という声明を投稿。その後、投稿は削除されていた。
それから1カ月となる12月23日に、ランドン監督は「良い機会なので、数週間前に『スクリーム7』を正式に降板したことをお伝えします」と同作への不参加をXで公表した。
「がっかりする人も、喜ぶ人もいるでしょう。夢の仕事でしたが、最終的には悪夢と化しました」
I guess now is as good a time as any to announce I formally exited Scream 7 weeks ago. This will disappoint some and delight others. It was a dream job that turned into a nightmare. And my heart did break for everyone involved. Everyone. But it’s time to move on. I have nothing
— christopher landon (@creetureshow) December 23, 2023
ランドン監督は「関係者全員のために心が痛んだが、前に進む時だ」とも述べている。
イスラエル軍の空爆などで多くのパレスチナ人が犠牲になっていた11月、バレラさんは「ガザは現在、強制収容所のように扱われている」「これはジェノサイド(大量虐殺)で、民族浄化だ」とInstagramストーリーに投稿して、攻撃を批判した。
これを受け、映画『スクリーム』の制作会社スパイグラスは、第7作のキャストからバレラさんを外すと発表した。
さらにその翌日には、第5作と第6作でバレラさんと姉妹役を演じていたジェナ・オルテガさんも第7作への不参加を表明。
理由はネットフリックス『ウェンズデー』シーズン2の撮影スケジュールと重なることだったが、SNSにはバレラさんの解雇が原因ではないかという憶測も投稿された。
1996年に始まった『スクリーム』シリーズは、オリジナル版のウェス・クレイヴン監督のほか、マット・ベティネッリ=オルピン監督やタイラー・ジレット監督がメガホンをとってきた。
ランドン監督は「ウェスのレガシーがさらに成功して、分断された世界の騒動を乗り越えていくことを願っています。彼と(脚本家の)ケヴィン・ウィリアムソンは素晴らしいものをつくり上げました。その輝きの中でほんの一瞬でも過ごせたことを光栄に思う」とも述べている。
Varietyによると、『スクリーム7』はもともと2025年の公開を予定していたが、監督まで降板したことで、予定通り進まなくなる可能性もある。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
Source: HuffPost