12.24
映画「スタンド・バイ・ミー」の作品名はリバー・フェニックスと関係があった?心温まるエピソードを共演者が明かす
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1986年の映画『スタンド・バイ・ミー』は、スティーブン・キング氏の短編小説『ザ・ボディ(死体)』が原作だ。
不朽の名作として知られるこの作品が、『スタンド・バイ・ミー』と名付けられたきっかけは、ある会話なのかもしれない。
出演者の一人だったキーファー・サザーランド氏が、作品名にまつわるリバー・フェニックス氏とのエピソードを明かした。
『スタンド・バイ・ミー』で、サザーランド氏は悪役の不良少年を、リバー・フェニックス氏は主役4人のうちの1人を演じた。
サザーランド氏は12月23日に出演した「ザ・トゥナイト・ショー」で同作の撮影について語り「リバー・フェニックスはギターを練習していたのですが、かなり上手かった」と振り返った。
「私が『スタンド・バイ・ミー』を弾きながら歌っていると、彼が『その曲のメロディー、すごくいいですね』と話しかけてきたんです。曲を知らなかったので教えていると、通りかかったロブ・ライナー監督が『その曲、久しぶりに聞いた。大好きな曲だよ』と声をかけてきました。やり取りは、そこで終わりました」
監督が映画のタイトルに『スタンド・バイ・ミー』という曲名を使ったのはご存知の通りだ。
楽曲『スタンド・バイ・ミー』は、1961年のベン・E・キング氏によるもの。映画タイトルのほか、主題歌にも使われている。
トークショー司会のジミー・ファロン氏から「この会話がきっかけになって、タイトルを変えたと思うか?」と聞かれたサザーランド氏は、「それはわかりません。私は、ただその会話があったことを知っているだけですから」と答えている。
『スタンド・バイ・ミー』は4人の少年が死体を見つける冒険に出かけるストーリーで、フェニックス氏の他に、コーリー・フェルドマン氏、ウィル・ウィートン氏、ジェリー・オコンネル氏が主役を演じた。
サザーランド氏は2021年のガーディアンの取材で、フェニックス氏について「彼は他の3人よりも1歳年上で、それが大きな違いを生んだと思います」と語っている。
「他の子たちが子どもっぽいことをしている時に、リバーは『一緒に台詞を練習してもらえませんか?』とお願いしていました。彼は私がギターを弾いているのを見て、『何の曲ですか?教えてもらえますか?』と尋ねてきました。向上心を持っていたので、彼は何か特別なことをやってのけるだろうと思いました」
『スタンド・バイ・ミー』は800万ドルの予算で製作され、5200万ドルを超える興行収入をあげた。
主役の4人は一躍脚光を浴び、フェニックス氏はハリソン・フォード氏と「モスキート・コースト」(1986年)や「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」(1989年)などで共演した。
23歳だった1993年に、フェニックス氏は薬物の過剰摂取が原因でロサンゼルスのナイトクラブ「ヴァイパー・ルーム」の外で亡くなった。
フェニックス氏の死後、フォード氏は「彼は私の息子役を演じたことがあります。私は彼を息子のように愛し、才能と誠実さと思いやりを持つ男性に成長したのを誇りに思っていました」とニューヨーク・タイムズに語っている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
Source: HuffPost