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▲ 1日に日本の有明アリーナで行われた東京五輪女子バレーボールグループリーグA組の韓国と日本の試合。セットスコア3-2で勝利した韓国選手たちが喜んでいる。
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韓国女子バレーボール（ペグ=排球）が『東京五輪』韓日戦を勝利で飾り、8強（準々決勝）に進出した。セットスコア2-2、最後の5セット目で12-14と敗北直前まで追い込まれたが、連続得点により16-14で勝利した。

韓国の勝利と日本の敗北を伝える韓日両国のニュースに対し、数多くの日本ネチズンは「韓国は気迫が凄かった。最後の瞬間、2点差のリードを守れないのが今の実力。勝った韓国を誉めるべきだ」などのコメントを残した。ウリナラ（我が国）ネチズンの大半は、「選手たちは本当にすんばらしい、ご苦労さまでした。見事に戦ってくれて感謝したい。骨身を惜しまぬパイティン（ファイト）、感謝したい」というコメントを寄せた。

10数年前までサッカー（チュッグ=蹴球）やバレーボールで韓日戦が行われると、「他の国には負けてもいい、日本にだけに勝てばいい。チョッパリに負けたら他の勝利は無意味だ。日本に負けたら帰って来るな」などの恥ずかしい反応が多かった。今回も「日本に勝ったのでゲームは終りだ」というコメントがあったが、以前に比べるとかなり減った。それだけウリたちが成長したのである。

大半の韓国人にとって、日本は単なる隣国ではない。ウリたち国民は自分と他人を反日、克日、親日に区分する傾向がある。反日感情が優位を占めているので日本に敵対感情を現わすのは問題ないが、日本の長所を高く評価すれば『親日派』や『土着倭寇』の声を聞くことになる。

克日の立場の人たちは、『日帝強占』の原因を『国家の富と武力の違い』で見出す。反日の立場の人たちは、『日帝強占』を一概に『善悪と良心』の問題として受け止めている。そのため克日の立場の人たちは『国家の力量』を育てることに注目し、反日の立場の人たちは『日本の非難と親日派および日帝残滓の清算』に集中する。『反日の主張』だけで自らを愛国者と考える人たちもいる。

19世紀、朝鮮と日本はともに『鎖国政策』を展開していた。圧倒的な火力を前面にした米国の強要による不平等条約（1858年日米修好通商条約）を結んだ日本では、『反米』よりも「西洋を学ぶべきだ」という声が高かった。そのため大規模な使節団を米国とヨーロッパに派遣して先進文明を学び、新たな日本の建設に乗り出した。1866年にフランス艦隊、1871年に米国軍艦が江華島（カンファド）に攻め入って圧倒的な火力を浴びせた際、朝鮮は斥和碑（※鎖国政策維持の固い意志を示した石碑）を建てた。「和親を主張するのは国を売る行為」と話した。新たに立ち上がった日本は米国と締結した不平等条約を遂に改正し、反外勢を叫んだ朝鮮は植民地に転落した。
（※=Wikipediaより抜粋）

欧米軍隊の圧倒的な武力を前に、朝鮮の指導者は「所詮は蛮夷（蛮族）」と言いながら『精神勝利』した。そのような人々が多数を占める国家で、「西洋の銃砲の威力は凄いので学ぶべきだ」という声は『売国奴』と見なされるだけだった。昨年、正義記憶連帯の横領背任疑惑を全て暴くべきだという声が上がった時、反日政治家は「親日を完全に清算できなかった国の悲しい自画像」と述べた。『腐敗清算』の要求を『親日枠』として攻撃したのである。興宣大院君（フンソンデウォングン）の『斥和碑』や、政府・与党の『反日扇動』は国を滅ぼすという点で同じである。

1960年に世界で最も貧しかった韓国を60年で国内総生産（GDP）世界10位、交易規模9位、輸出7位の先進国にしたのは反日の『竹槍歌（チュクチャンガ）』ではなく、克日の『協力』と『学習』だった。受け入れられないという人たちもいるが、相手の善良と良心に訴えて、ウリたちの中の節操に頼っていては国を守ることはできない。

（チョ・ドゥヂン論説委員）

ソース：毎日（メイル）新聞（韓国語）
https://news.imaeil.com/InnerColumn/2021080217560608390