09.29
正午は午前12時、それとも午後12時?
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「昼の12時にランチ行こー」「正午までに返信します」etc…
普段の会話で頻繁に使われる、「昼の12時」及び「正午」。
しかしこの「12時」は「午前12時」なのか「午後12時」なのか、あなたは正しく理解しているだろうか?
ハフポスト編集部スタッフ数人に質問すると、自信を持って答えられる人はほぼ皆無に近かった。
そこで調べてみると…
正午は「午前12時」という事実が判明した。
国立天文台によると、午前・午後の呼び方は、1872(明治5)年11月9日に、今でいうところの内閣からの通達「太政官達(だじょうかんたっし)第337号」で定められたという。
この「太政官達」によると、午前は「零時」から「12時」まで、午後は「1時」から「12時」までと記載されている。
つまり、この通りに表記すると、昼の12時は「午前12時」、夜中の12時は「午後12時」または「午前零時」となる。ちなみに、「午後零時」という言い方はここには記載されていない。
しかし、午前12時・午後12時がそれぞれ正午と夜中のどちらを指すのかは非常にややこしい。
そのため、「12時」の表記についてはわかりやすい独自のルールを定めているところもある。
日本広報協会によると、新聞社などでは昼の12時ちょうどは「正午」、夜の12時ちょうどは「午前0時」と決めているところもあるという。また、鉄道や飛行機の時刻表などは誤解のないよう24時間制の表記をしている。
ちなみにNHKは、時刻の伝え方に12時間制を採用しており、「『昼の12時』は『正午』とし、『夜の12時』は、原則として『午前0時』、場合により『夜(夜中)の0時』としています」と述べている。
いずれにせよ、日常で利用する場合は、誤解されず誰もが分かりやすい表現を使うのが良さそうだ。
Source: HuffPost