07.28
【日沖健】「韓国人は日本人が大嫌い」と信じる人の勘違い 国民のレベルではお互いを知り合い、仲良く付き合いたいものです
昨年知り合いになった韓国人のパク・チャンホ(仮名)さんと、先日、初めてゆっくりお話しをしました。
会社にとって「一番お荷物になる社員」とは?
パクさんは38歳で、東京都に住んでいます。韓国で生まれ、国内の大学を卒業後、韓国の中堅メーカーに就職しました。退職して、6年前に来日し、現在は東京のエンジニアリング会社に勤務しています。韓国では良い転職先が見つからず、思い切って日本に来たということです。
パクさんとお話しして韓国の現状はどうなっているのか、韓国人が日本・日本人をどう見ているかなど、いろいろな気づきがありました。今回は、パクさんとの対話の中から印象に残ったことを紹介しましょう(あくまでパクさんという日本に住む日本びいきの韓国人の個人的な見解であることには留意してください)。
■「サムソン」の存在はあまりにも大きい
まず、お互いの経歴を話しました。私が日本石油(現・ENEOS)を辞めてコンサルティング事務所を開業したと伝えると、パクさんから「日沖さんはもっと分別のある人だと思っていたので意外です」と言われました。
パクさんによると、韓国人にとってサムソンに就職できるかどうかがすべてで、サムソンに入社したら自ら辞めることはありません。サムソンの入社試験の倍率は数百倍で、サムソンに特化した就職予備校があるそうです。もちろんENEOSはサムソンほど優れた企業ではありませんが、大企業社員の座を自ら手放すのは、「アホなやっちゃ」となります。
私のことはともかく、いま東大生には大企業よりも外資系コンサルティング会社のほうが人気あります。商社なども就職人気ランキングで上位を保っています。サムソン社員に非ずんば人に非ずで、サムソンに就職することが「唯一の正しい生き方」となっている韓国と比べて、日本のほうが働く人の価値観は多様性がありそうです。
韓国では、少子化がどんどん進行し、2020年の合計特殊出生率は0.84(日本は1.34)。この状況についてパクさんは「原因ははっきりしています。直接の原因は教育費と住宅費の高さ。さらにその原因は、やはりサムソンです」と明言しました。
以下ソース
Source:脱亜論
【日沖健】「韓国人は日本人が大嫌い」と信じる人の勘違い 国民のレベルではお互いを知り合い、仲良く付き合いたいものです