シュート14本を放つも1ゴールのみ　韓国メディアは「決定力不足」と指摘

　森保一監督率いるU-24日本代表は22日、東京五輪のグループリーグ初戦で南アフリカと対戦。引いて守る相手を崩しきれない時間が続いたが、後半26分にMF久保建英（レアル・マドリード）がカットインから鮮やかな一撃を決めて1-0で勝利した。韓国メディアは「決定力不足の日本、久保の一撃に笑う」と報じている。

前半から再三相手ゴールに迫った日本は、MF三好康児（アントワープ）が1対1の決定機を生かせないなど、5バック気味で守勢に回った南アフリカを攻めあぐねた。

　後半に入っても久保、堂安律（PSV）らを中心に攻勢を強めたなか同26分、MF田中碧（デュッセルドルフ）のサイドチェンジを起点にゴールが生まれる。久保がペナルティーエリア右でボールを受けると、カットインから素早く左足を一閃。ボールは南アフリカのDFスブシソ・マビリソとDFレポ・マレペの間を切り裂き、左ポストをかすめてゴールに吸い込まれた。

　結果的に、この久保のゴールが決勝点となったが、日本はシュート14本（うち枠内6本）を放ちながら1点止まり（南アフリカはシュート4本）。ボール支配率も52％対48％と主導権を握り切ることはできなかった。

　韓国の総合ニュースサイト「news1」は「決定力不足の日本、久保の一撃に笑う」と見出しを打ち、「久保建英が東京五輪初戦で決勝ゴールを決め、開催国の自尊心を守った。南アフリカ相手に決定力不足を露呈したが、久保が固く閉ざされたゴールをこじ開けた。日本としては幸運、南アフリカとしては不運だった」と伝えた。また、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「スポータルコリア」も「日本、久保のゴールで南アフリカに1-0辛勝」と報じている。

Football ZONE web編集部

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