02.05
こんな相手は要注意。マッチングアプリで詐欺を見分ける7つのポイント
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今ではさまざまなマッチングアプリが登場し、オンラインでの出会いが広く受け入れられるようになってきた。しかし残念ながら、マッチングアプリを利用した詐欺も横行しているーー。
そんなニュースを聞いてオンラインの出会いに不安を感じたら、ぜひこの記事を読んでほしい。
マッチングアプリで詐欺を見抜くコツや、もし怪しい相手と“マッチ“した際に取るべき行動を専門家に聞いた。
1. 話が矛盾だらけ
相手がアプリ上で話していた内容が、メールや他のツールで話す内容と一致しない場合は、警戒した方がよい。人は嘘をつく時、前に言った内容を覚えていない事も多く、話のつじつまが合わなくなってくることがある。
最初は「アメフトは興味ない」と言っていたのに、あなたを引き止めるために急に「あなたの好きなチームのシーズンチケットを持っている」と言い出すこともある。
恋愛専門家で仲介のプロであるジャスミン・ディアズさんは、「詐欺師は、嘘をついたり、あなたの感情を武器にしてコントロールしたり、騙すためならなんでもします」と話し、相手の話の矛盾を見極めることが重要だと述べる。
2. ロマンチックすぎる
強引な人には気をつけよう。付き合い始めたばかりなのに大袈裟にロマンチックな愛情表現をしてくる人は、愛を連呼してあなたを操ろうとしているのかもしれない。
「豪華な旅行やプレゼント、大袈裟な愛情表現などで、あなたの警戒心を解こうとしているとしているのかもしれません」とディアズさんは話す。
結婚・家族セラピストのバージニア・ギルバートさんは、「これは典型的なおとり商法です。彼らはあなたに全てを与えていると見せかけて、あなたの体、財布、家や感情など全てを利用しているのです」述べる。
3. ビデオ通話や直接会うことを拒む
詐欺師は、スマホやコンピューターのカメラが壊れているだとか、ネット環境が悪い海外にいるなどと言ってくるかもしれない。ビデオ通話や直接会うことを提案すると、相手は用心深くなり、正体がバレないよういろんな言い訳をしてくるだろう。
「これだけIT技術が発達しているのにビデオ通話ができないとか、同じ町に住んでいても実際に会えないなどの言い訳は、とても怪しいです。もしビデオ通話や直接会うことを拒み、電話やメッセージのみでの会話だけを続けるようだったら、十分注意すべきです」とディアズさんは話す。
4. ネット上に存在の痕跡がない
他に注意すべきなのは、ソーシャルメディアのアカウントがなったり(もしくは最近作ったばかり)、会社のウェブサイトにも名前が掲載されていないなど、オンライン上に相手の情報が全く、もしくはほとんどない場合だ。
もちろん、ネット上でプライベートを明かしていない人たちもいるが、相手の痕跡が全く見つからない場合は警戒すべきケースであることが多い。
5. あなたの経済状況に関する質問が多い
Dating.comの副社長であるマリア・サリバンさんは、特に交際の初期段階で、相手がどのような話題を持ち出す傾向があるのかを意識するように、と話す。
物質的な見返りや利益を優先したり、あなたがどんな人かというよりあなたのお金の方に興味がありそうだったら、詐欺の餌食を探しているサインかもしれない。
「どんな車に乗っているのかや金銭状況など、お金があるかを探っているような質問をしてきたら、相手は詐欺師かもしれません」
6. 自分の生活についてはぐらかす
それは、あなたの質問に答えなかったり、一緒に過ごす時間が限られたり、自分の生活にあなたを招き入れないことだとディアズさんは話す。
「一般的に曖昧な人が全て怪しいわけではありません。でも、交際しているのに全く一緒にいられず、友人にも紹介してくれず、職業も教えてくれなかったら、その理由を考えるべきです」
7. お金を要求する
これは明らかに危険信号だと思う人もいるだろう。しかし、あなたが誰かと感情的な関係を築いたと感じていたら、こうした要求に応じやすくなっている。
人間には、特に大切な人を助けたいと思う傾向がある。詐欺師はその優しさを利用するのだ。
「ネットで知り合ったばかりの人に金銭の支援を求められたら、それは詐欺師の危険信号だと考えてください」とサリバンさんは話す。
多くの場合、詐欺師はできるだけ早急に送金する必要がある緊急状況に陥った、というストーリーをでっち上げる。
ディアズさんは例として、「クレジットカードをなくして〇〇から帰れなくなっている」「車が壊れたけど来週まで給料が入金されない」「人に追われている」などを挙げた。
「詐欺師はあなたが進んでお金を渡したいと思い込ませることが得意でその共感を道具に欲しいものを手に入れようとします」と述べた。
相手が詐欺師かも、と思ったら
まず、相手を罵倒したい衝動を抑えよう。対立は嫌がらせなどを引き起こす可能性がある。代わりに、利用しているマッチングサイトに報告しよう。サイトに調査を任せるのだ。
サリバンさんは、相手を「友人」から外したり、他にも繋がっているソーシャルメディアがあるならそこでもブロックしたり、連絡が取れないようにすることを薦める。
「アクセスできるあなたの個人情報が多ければ多いほど、詐欺師にとって好都合なのです」
今後自分を守るには
マッチングアプリのプロフィール(他のSNSでも同様)に載せる個人情報の量には気をつけよう。名前や年齢、交際相手に何を求めるかなど、基本的なことに留めるべきだとディアズさんは話す。
詐欺師は、生年月日や住所、勤務先やメールアドレスなどをも利用して、無防備な独身者を騙すという。
興味がある相手にコンタクトを試みる際には、事前にやるべき下調べをしよう。相手の名前をGoogle検索し、プロフィール写真は逆画像検索する。ソーシャルメディアのアカウントや仕事のページがあればチェックしよう。相手の公開している情報と詳細が一致するかを確認するのだ。
また、交際に発展しそうな相手ができたら、信頼できる友人や家族にその人について話してみよう。もし彼らが何か懸念を抱いたら、危険信号の兆候かもしれない。
詐欺を恐れて愛を探すことを辞めてしまわないよう、危険信号に注意することが大事なのだ。
「オンラインでの出会いに注意しながらも、計算した上でのリスクを取ることを恐れないでください。結局、私たちは愛を探している他人同士で、マッチングアプリにいる殆どの人は良い人たちなのだから」とディアズさんは話した。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
Source: HuffPost