01.19
大根の保存方法は?美味しいまま長持ちさせる3つのポイント
大根を最後までおいしく食べるための上手な保存法について、野菜ソムリエプロの吉田謹子さんに伺いました。
野菜は生えている姿勢で保存する
「白菜などもそうですが、大根はまっすぐ地中に向かって生えているので、冷蔵庫に立てて保存すると長持ちします。ただ、大根1本を丸ごと立てることは難しいので、葉の部分、上部、中部、下部の4分割に分けて立てる保存がおすすめです。大根は上部、中部、下部で味や食感が異なり、それぞれに向く料理があるので、最初から分けておくと便利なのです」(吉田さん)
4分割にすればコンパクトになって、保存もしやすそうですね。
大根は水分が抜けると“す”が入る
「大根はほとんどが水分です。陽に干すタクワンのように短期間で水分を飛ばせば、大根がスカスカになる“す”は入らないのですが、冷蔵庫でそのままにしていると、水分が徐々に抜けてしおれるばかりでなく“す”が入ってスポンジのようになり、食感が非常に悪くなります。
そこで、キッチンぺーパーや新聞紙で全体をすっぽりくるみ、ポリ袋に入れて立てて保存しましょう。こうすると切り口から水分が抜けることも防いでくれます。葉もしおれさせないように、葉の元の切り口をキッチンペーパーでくるみ、ポリ袋に入れ、同様に立てて保存してください」(吉田さん)
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冷凍保存も便利でおすすめ
「大根は生で冷凍できる野菜です。そこで用途別に下処理をしてから冷凍保存すると、使いたいときにさっと調理できますし、1か月は保存できます。たとえば大根おろしなら、おろしてから製氷皿や弁当用のアルミカップに1回に使う量を冷凍します。完全に凍ったら容器から出して、まとめてポリ袋に入れて冷凍保存すれば、場所も取りません。
使う時は自然解凍でOKです。また、皮をむいて短冊切りやイチョウ切りにしてから冷凍すると、味噌汁の具にそのまま入れられます。柔らかくなるのもとても早いので、忙しい朝食にはとても便利です」(吉田さん)
上手に保存すれば、1本丸ごと買っても最後までおいしく食べられる大根。大根にはデンプン分解酵素のジアスターゼが含まれており、消化を助け、胃もたれや胸やけに効果があるそうです。飲みすぎや食べ過ぎで胃腸が疲れたな、と思ったら、旬の大根をいただきましょう。
Source: HuffPost