12.15
トヨタとCP、タイでのカーボンニュートラルに向けた協業を検討
トヨタ自動車は2022年12月14日、タイのCharoen Pokphand Group(以下、CP)と、タイにおけるカーボンニュートラルの実現に向けた協力を検討していくことを明らかにしました。
以下、プレスリリース
Charoen Pokphand Group(以下、CP)とトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、タイにおけるカーボンニュートラルの実現に向けた協力を検討していくことといたしました。両社は、想いを同じくする仲間と広く協力していきます。
CPはタイで、1921年の前身設立以来、「国、人々、会社の幸福のために」という理念を掲げ、事業を運営しております。同社は高品質の商品をお届けしながら、小売(セブンイレブンなど)、流通、工業や農畜産業など多岐に亘り、タイで事業展開を進めています。流通分野でも、社会・経済・環境に与える影響や持続可能性に配慮しながら、様々な商品を運びお届けすることで、タイの人々の暮らしを支えてきました。
また、トヨタのタイ事業は、現地パートナーであるSiam Cement Groupをはじめ、多くのステークホルダーに支えていただきながら、アジア通貨危機や洪水など幾多の困難を乗り越え、商品、納税、雇用、技術移転などを通じ、タイ社会の発展とともに成長してきました。
トヨタの社長である豊田 章男は、「タイを思い、地球を思う2社が、それぞれの得意分野やアセットを活用し、今すぐできることをしようと合意をいたしました。両社がお国からありがとうと言っていただける一歩を踏み出す、その行動こそが、未来の景色を変えていくことにつながると信じております」と述べました。これに対し、CPの上級会長であるDhanin Chearavanontは、「両社トップに共通しているのは、タイという国への愛情や感謝と、タイに恩返ししたいという強い想いです。そのために、タイのカーボンニュートラルに向けた協力をトヨタと一緒に検討するとともに、目的を同じくする様々な仲間をお迎えできることを、うれしく思っております」と応じました。
具体的には、以下の3つの領域での社会実装を検討してまいります。これらの取り組みが相互に関連することで、エネルギーを「つくる」・「はこぶ」・「つかう」プロセス全体の一気通貫で、カーボンニュートラルの加速に向け今すぐできるCO2削減を進めてまいります。
1,家畜の糞尿から生まれるバイオガスを活用した水素製造(経済特区での実施を中心に検討)
2,上記の水素を活用した配送トラックのFCEV化(走行距離や積載重量などに応じ、BEVやFCEVなど様々なソリューションを提供)
3,コネクティッド技術を活用した最適配送ルート提案等による物流効率化
今回の協業検討は、CPの交通サービス事業を担うTrue Leasing Co., Ltdの参画のもと、進めてまいります。加えて、CASE技術の社会実装・普及を加速し、輸送業の課題解決やカーボンニュートラル実現を目指し設立された、Commercial Japan Partnership Technologies株式会社(トヨタのほか、いすゞ自動車株式会社、スズキ株式会社、ダイハツ工業株式会社が資本出資)のアジアでの取り組みに、日野自動車株式会社も参画し、検討してまいります。さらには、カーボンニュートラルは全産業・全国民が一体となって取り組むべきものであり、想いを共有する仲間と広く協力してまいりたいと考えております
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/38429549.html
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