12.01
サッカー日本代表、スペイン戦のテレビ放送予定・見どころは?決勝トーナメント進出へ運命の一戦【ワールドカップ2022】
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放送日程
■12/2(金)1次リーグ第3戦 日本代表×スペイン代表
会場:ハリファ国際スタジアム
キックオフ時刻:午前4時(日本時間)
▼放送時間
テレビ:フジテレビ(午前3時40分〜)※直前SP番組は午前2時〜
天国か地獄か。運命のスペイン戦のポイントは?
グループリーグ初戦の11月23日、強豪・ドイツとの戦いに勝利して幸先の良いスタートを切った日本代表。その逆転劇は「ドーハの歓喜」などと形容され、世界でも大々的に報道された。
ところが27日、勝つか引き分け以上で決勝トーナメント進出へ前進するはずだった第2戦のコスタリカ戦で後半に失点し、悔しい敗戦を喫した。
勝ち点は「3」のまま。この敗戦の意味合いは大きかった。日本はスペインに勝利すれば自力での決勝トーナメント進出となるが、逆に敗れればその時点でグループリーグ敗退が決まる(引き分けの場合は、コスタリカvsドイツの試合結果などで決まる)。
第2戦終了時点での「グループE」の順位は、以下の通りだ。
◯順位表(グループE)◯
1位:スペイン(勝ち点4/得失点差7)
2位:日本(勝ち点3/得失点差0)
3位:コスタリカ(勝ち点3/得失点差-6)
4位:ドイツ(勝ち点1/得失点差-1)
第2戦が終了した時点でグループEは、全てのチームが決勝トーナメント進出の可能性を残している。勝ち点で並んだ場合には、得失点差やフェアプレーポイントなどで最終順位・進出チームが決まる。
首位のスペイン代表も決勝トーナメント進出を確定させていないため、次戦の日本との戦いは本気で勝ちにくることが予想される。
日本の注目選手、要警戒のスペイン代表の選手は?
日本代表は怪我の影響でコスタリカ戦ではDFの冨安健洋選手と酒井宏樹選手が欠場。攻撃・守備の両面で中心となる選手を欠く可能性はあり、不安要素は多い。
スペインから勝利を目指すとなれば、失点をしないことも重要だが、いかに得点を取るかが鍵となる。攻撃陣のクオリティーが試合を決めるだろう。
日本の注目選手の1人目は三笘薫選手。コスタリカ戦でも途中出場ながら得意の電光石火のドリブルで相手ディフェンダーをかわし、ペナルティエリアに侵入。チャンスを演出した。相手も三笘選手を警戒するためマークが厳しくなることが予想されるが、決して多くないだろうチャンスを得点に繋げたい。
また、三笘選手からのラストパスを受けて、最後に得点を決めきれる味方が出てほしい。コスタリカ戦では残念ながらその存在がいなかった。
森保ジャパンでは“ジョーカー的存在”とされ、W杯での2試合は後半からの出場だったが、スターティングメンバーで起用されるかどうかも注目点だ。
もう一人は久保建英選手。現在、スペインのレアル・ソシエダに所属してプレーする久保選手は名門・バルセロナの下部組織で育った逸材。スペインの代表選手とはレギュラーシーズンのリーグ戦で戦っている。「スペインのサッカー」をよく知る選手の1人として、大きな期待がかかる。
それだけではない。チームの主力として戦った2021年の東京オリンピックでは準決勝でスペインに敗れている。その際、久保選手は「出すこと全部やって負けたので、涙も出てこない」とコメントしていた。
オリンピックはオーバーエイジ枠で選出された選手を除き、23歳以下のメンバーで戦った。今回は年齢制限のない代表の一員として“リベンジマッチ”に臨む。
一方のスペイン。正直全員を「注目選手」としたいほど、1人1人のクオリティが高く、彼らが上手く連携した時の怖さは計り知れない。それは、コスタリカ戦に7-0という圧倒的なスコアで勝利したことが物語っている。ここでは3人の選手を挙げる。
1人目の注目選手はペドリ選手。20歳の若きMFはバルセロナに所属。元スペイン代表で現在ヴィッセル神戸でプレーするイニエスタ選手と重なるドリブルやスルーパスで、味方に多くのチャンスを提供する。今大会のパスの成功率は93.4%を誇る。
2人目はガビ選手。ペドリ選手と同じくバルセロナに所属するMFは18歳。次世代を担う逸材はコスタリカ戦でW杯初得点をあげた。18歳110日で出場した同試合で、ガビはスペイン代表の「W杯最年少出場選手」となった。
後半29分に決めたチームの5点目となった得点は、“サッカーの神様”と言われたペレ(17歳249日)、マヌエル・ロサス(18歳93日)に次ぐW杯史上3番目に若い得点記録となった。
絶妙な位置に走り込んで味方からパスを受けると、アウトサイドで強く蹴ったボールはポストの内側に当たってからゴール右へと突き刺さった。その鮮烈なシュートは多くのサッカーファンの目に焼きついたことだろう。
3人目はアセンシオ選手。レアル・マドリードに所属する26歳のFWはスペイン代表の背番号「10」を背負う。今大会でもコスタリカ戦で1ゴールをあげていて、自慢の「左足」から生まれるゴールに警戒が必要だ。
2021年の東京オリンピックの準決勝では延長線の末に日本から決勝点となるゴールを決め、日本の「銀メダル以上」という夢を打ち砕いたストライカーだ。
コスタリカ戦では味方からの早いクロスボールに上手く反応。難しいバウンドだったにもかかわらず、シュートをゴールネットに突き刺した。
今大会のスペイン代表はまさに“無敵艦隊”の愛称にふさわしい。注目選手以外にも、モラタ選手やブスケツ選手など枚挙にいとまがなく、層の厚い完成度の高いチームだ。厳しい戦いは間違いない。
日本代表は守備の時間が長くなることが予想されるが、少ない得点チャンスを確実にものにできるかどうかが、勝負の分かれ目となる。
Source: HuffPost