中国人とタイ人15人逮捕、4200万バーツ以上の資産を押収

2022
11.04

警察は2022年11月3日、一連の違法ビジネスや電話詐欺組織との関連が疑われる中国人とタイ人15人を逮捕し、4200万バーツ以上の資産を押収したと発表しました。

彼らの逮捕は、中国人237人らが逮捕されたバンコク・ヤーンナーワー区の洗車場を装った中国人経営のナイトクラブの摘発や、ラチャダー地区で中国人実業家が経営する会場で夜通し飲んでいた中国人観光客が死亡した事件に続くものです。

15人の容疑者は、11月2日にバンコクの3カ所で実施された家宅捜索により逮捕されました。

警察本部長によると、警察はまずプラウェート区のソイ・カンチャナピセークの家を急襲し、中国人5人とタイ人3人を逮捕。その場所で、車3台、バイク2台、洋酒58本、携帯電話13台、ノートパソコン3台、現金700万バーツを押収しました。

その後、警察はプラウェート区にあるLin Yianという中国人が所有する家を急襲し、Lin氏の父親とタイ人2人を逮捕しました。車3台、高級腕時計、通帳、疑わしいIDカードやパスポートなど多くの品物と現金750万バーツを押収しました。

スクンビット通りソイ39のコンドミニアムSupalai Oriental Sukhumvit 39では、4人の中国人を逮捕し、8つのブランドバッグ、葉巻、トランプ、そして現金2800万バーツを押収しました。

Lin氏のIDカードを調べたところ、チェンマイのファーン区の国家公務員によって、トウモロコシ農家として田舎に住むタイ人のIDを使って不正に作成されたものであることがわかりました。Lin氏はタイとカンボジアのパスポートも所持しています。

Lin氏は、ラオスのたゴールデントライアングル特別経済区（SEZ）の悪名高いキングス・ロマン・カジノの近くでレストランを経営していることが知られています。

警察は、他の国家公務員、政治家、警察幹部が関与していないかどうか、調査を拡大しています。

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先日、在タイ中国大使館は、タイと周辺国で中国人犯罪が多発していることを受けて、タイ政府に対して取り締まりの協力をすると表明しています。