09.22
「使い捨てプラのない世界なんて想像できない」と感じる人へ。ジレンマと向き合い、プラスチックと社会の新しい関係を考えます
「レジ袋の有料化って意味あったの?」
「使い捨てプラのない世界なんて成立するの?」
レジ袋の有料化、カフェチェーンでの紙ストローの導入、マイボトルの浸透ーー。近年、地球環境への影響から、使い捨てのものを中心にプラスチック削減の動きが社会全体で進んでいます。
しかし、身の回りに目を向ければ、あちらもこちらもプラスチックだらけ。生活の隅々にまで浸透し、便利なプラスチックを手放す未来なんて「正直とても想像できない」「言うは易し行うは難し」と感じる人も多いのではないでしょうか。
私たちは「脱・プラ依存」の先にどんな社会を描けばいいのか、そうした社会をどうしたら本当に実現できるのかーー。
9月26日(月)21時配信のハフライブでは、読者のみなさんからいただいたプラスチックへの疑問や意見を出発点に会話を始めます。
番組を一緒にお届けするのは、ごみ清掃員歴11年目で、お笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一さんです。妻の妊娠を機に生活費を工面するため、たまたま始めたというごみ清掃員の仕事。しかし、異常なごみの量を目の当たりにして、環境問題を意識するようになったそうです。今では清掃員の仕事が「本職」と語る滝沢さんに、現場から見える「プラごみのあれこれ」を聞きます。
<番組概要>
番組視聴は無料です。
配信日時:9月26日(月)夜9時~配信
配信URL: YouTube
配信URL: Twitter(ハフポストSDGsアカウントのトップから)
https://twitter.com/i/broadcasts/1jMJgLNXlnyxL
そもそも、プラスチックに関してどんな問題が起こっているのか?
プラスチック問題と聞くとまず「海洋プラスチック汚染」を思い浮かべる人も多いかもしれません。海ガメがポリ袋を誤飲してしまったり、アザラシに漁網が絡まってしまったりと痛ましい光景がよく報道されています。また、微小のマイクロプラスチックも含めて、2050年には海のプラスチックの量が魚の重量を上回るという衝撃的な予測もあります。
しかし、問題は海洋汚染にとどまりません。忘れてはいけないのが、気候変動への影響です。プラスチックの大部分が石油など化石燃料を原料としており、生産時に大量の温室効果ガスを排出していることは、意外と注目されていません。使用後もリサイクルされるものはわずか。日本では7割が最終的に燃やされており、そこでも温室効果ガスが排出されているという現実があります。
それでは、プラスチックに依存しすぎない社会を実現するにはどうしたらいいのでしょうか。
2人目のゲスト、国際NGO「WWF Japan」の三沢行弘さんは3つのゴールを提案します。
・使い捨てプラスチックはやめる
・石油から新たにプラスチックは作らない
・一度作ったものは資源として循環させる
そして、この3つのゴールを達成するために必要なのが、「社会システムの変化」と「個人の価値観や行動の変化」です。
番組では、3人目のゲスト・ノイハウス萌菜さんが立ち上げに関わったゼロウェイスト(ごみを出さない)のスーパーマーケット「斗々屋」の事例などをもとに、プラスチック問題の「ジレンマ」と「可能性」を探っていきます。
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ひとりひとりが、サステナブルな地球環境の中で、自分らしく生きていくためにーー。
ハフポスト日本版は「SDGs」「多様性」「働き方」の三つのテーマを大きな柱としています。時事ニュース、企画特集や個人の声を拾い上げるオピニオンなど多様な記事を発信し、ハフポストの記事から会話を始めること、多くの関係者と協力しながら社会問題を解決することを目指していきます。
Source: HuffPost