09.09
トランプ氏元側近バノン氏、「国境の壁」資金の不正疑惑で起訴
トランプ前大統領の首席戦略官だったスティーブ・バノン被告が9月8日、メキシコ国境地帯の「国境の壁」建設に関する不正疑惑で新たにニューヨーク州検察に起訴され、9月8日に当局に出頭した。
CNNによると、バノン氏は資金洗浄、共謀、詐欺の罪に問われているという。
ワシントンポスト紙によると、ニューヨークの検察当局は、トランプ前大統領の最大の選挙公約の一つである「移民をアメリカから締め出すための壁の建設」の実現を目的とした2500万ドルの資金調達におけるバノン氏の役割を調査しているという。
連邦当局は2020年、バノン氏が「We Buid the Wall(私たちは壁を作る」で集めた献金のうち100万ドル近くを自分のために使い、自宅の改築、高級車、宝石などの費用を支払ったと主張した。バノン氏は当時無罪を主張し、トランプ氏はその後バノン氏を恩赦した。
しかし、大統領の恩赦は州レベルでの捜査には適用されない。
CNNによると、今回も同様の行為が対象となっており、資金洗浄、共謀、詐欺の罪に問われているという。
バノン氏は9月6日、NBCへの声明でニューヨーク検察の申し立てを否定。
「これは、刑事司法制度の党利党略政治の武器化にほかならない。私は国境を守り、麻薬や凶悪犯罪者から国を守るために壁を建設することにおいて、主導者の1人であったことを誇りに思っている」と述べた。
多くの批評家は、南部の国境の完全な壁はコストがかかり、かつ効果がないと主張していた。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。
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Source: HuffPost