01.26
【韓国】嘘つき大統領と過ごさなければならない5年
寝て起きれば新しい大統領選挙公約があふれる。きのう1日だけでもソウルに住宅48万戸が生じ(「共に民主党」李在明候補)、女性が育児休職と在宅勤務を並行するという(「国民の力」尹錫悦候補)。
2人の有力候補が連日幻想的な贈り物の風呂敷包みをほどくのに感興はない。彼らの話を信じる人は特に見られない。50兆ウォンを放出して全国が金の嵐を迎える様相だ。脱毛の悩みは健康保険が解決し、兵士の月給は200万ウォンに上がる。お金を湯水のごとく使えば租税負担が大きくならないか心配になるが、総合不動産税と譲渡所得税をはじめとする各種税金はむしろ減る。莫大な費用がどこから湧き出るのか不思議だ。
◇寝て起きればあふれるばらまき公約
空からお金が降ってくるような公約は縮地法を使って空中浮遊をするという国家革命党の許京寧(ホ・ギョンヨン)候補の創作物だ。だが今回の大統領選挙では許候補が小さく見えるほどだ。常識の枠組みの中で全力を振り絞る正義党の沈相ジョン(シム・サンジョン)
候補と国民の党の安哲秀(アン・チョルス)候補の公約がつまらないものに見える。
2人の有力候補の言葉の信頼は地に落ちた。彼らが所属する政党ですら耳を傾けない雰囲気だ。大庄洞問題疑惑に対する特検捜査が一例だ。李候補が「強力に特検を要求する」として立ち上がり、尹候補が調子を合わせてすぐにでも特検が行われるようだったが、与野党ともにとぼけている。検察と高位公職者犯罪捜査処捜査に対する不信が極に達しているのに言葉ばかりだ。
◇ばらまき政策乱発で信頼失う
国の指導者の発言の価値が落ちたのは、これまでの大統領選挙をやってきた元大統領の責任も大きい。盧武鉉(ノ・ムヒョン)、李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)元大統領の就任の辞を見ると、任期5年の間に実践しようとするさまざまな約束が目に付く。盧元大統領は就任時の約束を履行しようと努力したと評価できる。「北東アジア時代の中心国として雄飛する機会」というなど方向性をめぐる異論はあるが、国民にした話を守ろうとしたという真正性は認められる。
経済大統領を自認した李元大統領は成長と雇用を強調した。しかし年7%成長で10年以内に国民所得4万ドルを達成し世界7位になるという「747公約」は初年度から外れた。彼は「公務員数を徐々に減らす」と公言して任期序盤に縮小を断行したが徐々に増やし始め、退任するころには1万人以上増加した。
朴前大統領の就任の辞で前任者と差別化した部分は「国民の生命と安全を守る」という意志を繰り返したところだ。しかし任期中に過去最悪の惨事であるセウォル号事故が発生した。船舶の安全を確保できなかった部分も過ちだが救助過程で明らかになった関連当局の無能と無責任は国民を憤怒させた。海洋警察解体を発表しておきながら時期が遅れ当時のキム・ソクキュン海洋警察庁長は7カ月間席を守って長寿庁長の隊列に上り退任式まで挙行した。大統領の言葉はこうした過程を経て価値が失われた。
https://japanese.joins.com/JArticle/287033?sectcode=120&servcode=100
Source:脱亜論
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