2025
05.13

フクロウの瞳に映る森林破壊━━。国際アートコンテストで最優秀賞に選ばれた18歳のアーティストの作品とは?

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フクロウの目に写る森林伐採の光景を描いた絵画『Witness(目撃者)』が、「世界野生動物の日 2025 国際ユースアートコンテスト」で最優秀賞を受賞しました。この作品は、アメリカ出身の18歳のアーティスト、キエラ・チェンさんによるもので、140の国と地域から寄せられた3400点以上の応募作の中から選ばれました

【画像】『Witness(目撃者)』と題された最優秀賞作品はこちら

本コンテストは、国際動物福祉基金(IFAW)が、CITES(ワシントン条約)事務局および国連開発計画(UNDP)と連携して開催する企画で、今年で7回目を迎えます。2025年のテーマは「野生動物保全のための資金調達:人と地球への投資」で、未来の世代のために野生動物とその生息地を守るための革新的な資金戦略の必要性を訴えました。  

チェンさんは15〜18歳部門とグランプリを同時に受賞し、スイス・ジュネーブで行われた国連公式式典で表彰されました。

今年のファイナリストは、アメリカ、タイ、オーストラリア、中国、ガーナ、バングラデシュなど10カ国から選ばれ、カバやコアラ、チーター、鳥類など多様な種を題材に自然保護のメッセージを描きました。

審査はIFAW、CITES、UNDP、ジャクソン・ワイルド・クリエイティブ・フォーラム、ライフスタイルブランド「マンチキン」の代表者らによって行われ、漫画家のジム・トゥーミー氏や、2024年の優勝者である香港に住む5歳の少年、アイザック・ラムくんも特別審査員として参加しました。

IFAW代表のアズディン・ダウンズ氏は「アートは変化を生む力を持つ。若者たちの作品は、野生動物と人間が共に生きる未来への意思表示です」とコメント。CITESのイゲーロ事務局長は「次世代が自然保護の重要性を理解していることに希望がある」と評しました。

受賞作品は今後、ジュネーブを含む世界各地のイベントで展示され、若者の参加と芸術の力を通じて、自然保全の未来への関心を呼びかけていく予定です。 

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Source: HuffPost