01.16
タイ政府「アルコールは寒さを防ぐ手段にはならない」
タイ政府は寒波注意報を発令し、住民に対し、アルコールを寒さ対策に用いることを避けるよう強く呼びかけました。寒波は北部および東北部で気温が8～17度まで下がると予測されており、次の月曜日までの期間、住民に健康への注意が求められています。タイ国営メディアNNTが2025年1月16日に伝えています。
政府副報道官は、「アルコールは一時的に体が温まったように感じさせますが、実際には体温の低下を加速させる要因となります」と説明。体温が危険なほど低下する低体温症は、重症化すると心臓や脳に影響を及ぼし、最悪の場合死に至る可能性もあると指摘しました。また、アルコールは神経系を抑制し、寒冷な環境における危険性をさらに高めるとしています。
社会的影響にも懸念 政府は、アルコール摂取がもたらす社会的リスクについても警鐘を鳴らしています。飲酒による判断力の低下は交通事故の増加やその他の予防可能な事故を引き起こし、個人だけでなく地域社会全体の安全を脅かす可能性があると述べました。
健康的な防寒対策を提案 寒波に対処するため、政府は以下の健康的な防寒対策を推奨しています：
・厚手の衣類（手袋、帽子、靴下など）を着用し体温を保持。
・ビタミン豊富な果物や野菜を取り入れたバランスの良い食事で免疫力を向上。
・適度な運動で血流を促進し自然な暖かさを確保。
・温かい飲み物やスープなどを摂取して体を内側から温める。
最後に 政府は、「アルコールは寒さを防ぐ手段にはならない」と強調し、住民が健康的かつ安全に寒波を乗り切るよう呼びかけています。寒冷な気候に適応するための意識を高め、健康被害や事故の抑制に努める姿勢を示しています。
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Source: タイランドハイパーリンクス
