01.13
アラブ人選手がサッカーチーム入団詐欺被害、送金待つモスクでスマホも盗まれる
イエメンとエジプトのサッカー選手2名が、タイ南部のクラビー県で詐欺被害に遭い、全財産を失うという事件が発生しました。被害者の2人は、詐欺エージェントによってクラビーFCに加入できると騙され、渡航費や手数料として合計45,000バーツを支払いましたが、実際にはクラビーFCに採用されることはありませんでした。各報道が伝えています。
被害者はイエメン人のマジッドさん(26歳)とエジプト人のアリさん(25歳)。彼らはエジプト人ブローカーの誘いを受け、2024年12月中旬にタイに到着。バンコクでブローカーと面会した後、クラビーに移動し、チーム加入を条件に3回に分けて支払いを行いました。しかし、最終的にブローカーと連絡が取れなくなり、クラビーFCに確認したところ、外国人選手を雇う予定がないことが判明しました。
全財産を失った2人は、クラビー県内のモスクで1週間以上寝泊まりし、家族からの送金を待ちながら帰国の準備を進めていました。しかし、唯一残された携帯電話もモスク内で盗まれるというさらなる被害に遭いました。地元警察によると、防犯カメラの映像から地元の少年2人が容疑者として特定されており、近日中に事情聴取が行われる予定です。
一方、詐欺エージェントに関する捜査も進行中です。警察は詐欺容疑で逮捕状を請求する準備を進めており、同エージェントは他にも少なくとも3名のエジプト人サッカー選手を同様の手口で騙していたとみられています。タイ刑法第341条に基づき、詐欺が認められた場合、最大3年の禁錮または60,000バーツ以下の罰金、もしくはその両方が科される可能性があります。
被害者の2人は、詐欺エージェントが法の裁きを受けるとともに、支払った金額が返金されることを強く望んでいます。また、同様の被害を防ぐため、警察や関係機関による迅速な対応が求められています。
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Source: タイランドハイパーリンクス