01.11
定期的にアップデートする時間|タイの変人ポーにインタビュー
タイ在住のサムライを自称する変人ポー。タイ山岳少数民族アカ族・村長の娘と結婚、二男一女をもうける。 2022年3月に幻冬舎より二冊同時出版をした『変人ポーの人間力』では独自の哲学を展開し、『変人ポーの平和論』では千年計画での世界平和を本気で考える。この連載では「人生たったの一度きりだから…」と豪語する彼の哲学を深堀りしてみる。(インタビュアー:梅田 隼人)
インタビュアーのひと言
変人ポーは今日も笑顔でやってきた。特に時間を無駄にしないその生活スタイルは、多くの人にインスピレーションを与えている。彼の一日は驚くほどシンプルだが、そこには深い哲学が詰まっている。「時間の無駄遣いをしていないか、定期的に自分へ問うてみることです」そう語る変人ポーの言葉には、耳を傾けずにはいられない力がある。
時間を整理する
梅: 「時間の無駄遣いをしていないか、定期的に自問する」というのは、どのように実践されているんですか?
変: 具体的に言うと“やらないこと”や“止めること”のリストを定期的にアップデートすることです。たとえば、惰性で続けている付き合いとか、本意じゃない仕事とかですね。そういうものに気づいたら潔く止める、即やめましょう。
梅: 人間関係も仕事も、そう簡単に止められるものではないのでは?
変: それも思考次第ですよ。難しいと思考すれば、なんでも難しくなるものです。それに、やることを増やすよりも、要らないものを減らしていくほうが時間はずっと自由になります。他にも
・他人に時間を奪われてはいないか?
・だらだらとした時間を過ごしていないか?
・質の悪い睡眠をとってはいないか?
・常識に縛られてはいないか?
・悩んではいないか?
このように問いかけてみると、驚くほど無駄が見えてくるものです。
梅: 常識?悩むのもダメってことですか?
変: はい、多くの人が“常識”って言葉に無駄に縛られています。でも、それって他人が決めたルールですよね。常識なんてのは国や文化、時代によって変化するものです。悩むことについてもそうです。悩むことで何かが解決される訳もなく、実はただ時間を奪われているだけだったりします。
「本当に大事なもの」だけを残す
梅: 最後に、読者に向けて時間術のアドバイスをお願いします。
変: まずは「人生一度きり」と心得ることです。何が自分にとって本当に大切なのかを考えること。常識や他人の期待に縛られて、自分の人生を無駄にしていないかを見直してみることです。時間はお金よりもずっとずっと貴重な資源だからです。
そして、定期的に「やらないこと」を本気で見直してみること。人は何かをやり続けるよりも、何かを止めるほうがずっと自由になります。削ることで本当に大切なものだけが残る。いいですか。愚痴を言っているその“時間”すらもったいない。その結果、時間も、人生も、本当の意味で自分のものになるんです。
本名:苅部俊雄
YouTube:www.youtube.com/@curly-uni
1978年、神奈川県生まれ。専門学校神田外語学院(KIFL)卒業。2002年に初めて来タイ、以降は主にタイ在住。。2000~2015年までの下積み時代には27回転職、26回引越、5ヶ国に住み、5社の起業を経て現在に至る。2010年、NPO法人日本PR(東京都)理事長。2017年、一般社団法人全国龍馬社中第189番加盟タイ龍馬会会長。2022年、『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』(共に幻冬舎)を二冊同時出版。2023年、プーケット移住に伴い隠居。
<内容紹介>
『変人ポーの人間力』
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!
『変人ポーの平和論』
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!
全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!
『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。
ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。
「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」
よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。
また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。
本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。
<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>
The post 定期的にアップデートする時間|タイの変人ポーにインタビュー first appeared on タイランドハイパーリンクス:Thai Hyper.
Source: タイランドハイパーリンクス