12.27
国際宇宙ステーションから帰れなくなっている飛行士たちが、SNSでクリスマスのメッセージ
国際宇宙ステーションから乗務員を帰還させるボーイング社の宇宙船に不具合が発生。現在、乗務員たちは地球に帰れなくなっている。そんな彼らが、SNSを通じて地上にクリスマスのメッセージを送った。
6月中に帰還の予定だったが
NASAの宇宙飛行士であるスニ·ウイリアムズ氏とブッチ·ウィルモア氏は、6月初旬に地球を発ち、宇宙ステーションに1週間ほど滞在してから同月13日に地球に戻る予定だった。
ところが、彼らを運ぶボーイング社の有人宇宙船「スターライナー」に複数の不具合が発生。地球に帰れなくなった彼らは、今もステーションで暮らしている。
そんな2人が他の乗務員と共に、「X」にクリスマスのメッセージを投稿。動画で、サンタの帽子を被った元気な姿を見せた。投稿文にはこうある。
国際宇宙ステーションからご挨拶! 喜びと驚きに満ちた楽しいクリスマスを。みなさんの休日が、星のように明るく輝きますように!
pic.twitter.com/ogRxaggJum Greetings from the @Space_Station! Wishing you a very Merry Christmas filled with joy and wonder. May your holidays shine as brightly as the stars!
— NASA Astronauts (@NASA_Astronauts) December 23, 2024
写真が陰謀論を呼び起こす
投稿された写真を見たXユーザーの中には、不自然なものを感じた人が多くいたようだ。例えば「彼らは、地球を発つ時からサンタの帽子を用意していたのだろうか」というコメントが上がっている。
確かに6月に地球を発ち、数日で帰還する予定の飛行士が、クリスマスの小道具を持って行くのは不自然だ。
他にも、宇宙ステーションは地上のどこかの映画スタジオに作られたものであり、飛行士が帰還できないというのも「すべて仕組まれた巨大なショーだ」と極端な主張をする人がいる。
だが、メディアによれば、サンタの帽子にはなんの不思議もないそう。11月下旬にスペースX社の物資輸送宇宙船が宇宙ステーションに到着し、その積荷の中にサンタの帽子やツリーなどの飾り物も入っていたとのこと。
乗務員たちはそれだけでなく、ハムやターキー、ポテト、パイやクッキーなども受け取り、クリスマスディナーを楽しんだと報じられている。(了)
出典元:AOL:Why a festive photo of astronauts stranded on the International Space Station is sparking conspiracy theories(12/25)
出典元:New York Post:Boeing Starliner astronauts stuck at International Space Station as engineers on Earth race against time to fix multiple problems(6/22)
Source: Switch News