12.24
歩いたり、跳ねたり、飛んだり…カラスの動きに似たロボットが凄い
研究者が、カラスのような動きを見せて飛ぶ、ユニークなロボットを開発した。
多様な環境で飛行できるドローン
このロボットを開発したのは、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(École Polytechnique Fédérale de Lausanne:EPFL)と、アメリカ・カリフォルニア大学アーバイン校の研究者たちだ。
彼らは、多様な環境で飛行できる「Robotic Avian-inspired Vehicle for multiple Environments(RAVEN)」と呼ばれる、ドローンを作り上げたという。
「RAVEN」とは「カラス」のことだが、このロボットも同様に歩いたり、跳ねたり、そして飛んだりすることもできるそうだ。まずは下の動画をご覧いただきたい。
さまざまな場所から離陸が可能
研究者によれば、このロボットは固定翼で設計され、多数の関節からなる足を組み合わせた新しい遠隔制御ドローンのプロトタイプで、さまざまな環境を横断し、より多くの場所での離陸を可能にするという。
そもそも固定翼ドローンはクアッドコプターなどのプロペラ翼を備えたドローンよりも耐久性と効率が高いものの、離陸には飛行機と同様に広い滑走路が必要となる。
しかしこの「RAVEN」は、鳥が飛び立つのと同じように、盛り上がった表面から離陸が可能だという。そして離陸した後は、1つのプロペラによって飛行し、尾翼で方向を定めることができるそうだ。
研究者らによると、「RAVEN」の大きさと体重はカラスとほぼ同じで、重さは600g、翼を広げると約1m、体長は50cmになるという。
そして研究者らは、「RAVEN」が大型ドローンや通常サイズの航空機の概念実証として、機能することを期待している。(了)
出典元:Livescience:Watch adorable birdlike robot waddle, fall down and leap into flight — it could change how drones take off forever(12/20)
Source: Switch News